- 2016.09.08
兵庫県COEプログラム推進事業に、角谷賢一朗先生の共同研究チームが採択され、研究内容を発表しました。
- トピックス > 業績・受賞歴
平成28年9月8日(木)、「国際フロンティア産業メッセ2016 (神戸)」において、兵庫県COEプログラム推進事業に、角谷賢一朗先生をプロジェクト・リーダーとする共同研究チームが採択され、兵庫県知事から認定証を授与され研究内容を発表しました。
この研究は、非金属性の脊椎インプラントの開発、実用化を目指すプロジェクトです。
現在、世界で広く使用されている金属製脊椎インプラントは、脊椎腫瘍の評価や骨癒合に関する画像診断の妨げになるアーチファクトを発生させ、強固過ぎる非生理的な固定性により非手術部位の骨折や体が動かなくなるという欠点を持っています。
非金属性のインプラントは、アーチファクトを発生させず、脊椎に対して生理的な安定性を与えることを可能にすることで、現在の金属製脊椎インプラントの欠点を大きく解消できるものと考えられます。
カーボンに代表される非金属の精密加工は日本の得意とする分野であり、高い技術力で知られた株式会社木下技研と公益財団法人新産業創造研究機構が加わった産学官連携のプロジェクトとして、本研究を推進していきます。