上肢グループはスタッフと大学院生が協力して臨床・基礎研究をすすめております。対象となる疾患としては、肩から手指までの上肢全体の疾患や外傷が挙げられます。
肩・肘・手関節のスポーツ障害については、エコーを活用した診断の元に、関節鏡による低侵襲治療と早期復帰に努めており、特に肩腱板断裂については一次修復不能な肩腱板広範囲断裂に対する、大腿筋膜グラフト併用の鏡視下腱板修復に積極的に取り組んでおります。さらに、関節の破壊が高度な症例にはリバース型人工関節置換術などの各種の人工関節置換を行っております。
また末梢神経障害については、マイクロサージャリ―による神経縫合や神経移植術、残存した障害については腱移行による機能再建を行っております。