チームドクターの紹介 チームドクターの紹介

チームドクターの紹介

    • 2023年 ヴィッセル神戸 メディカルサポート報告

      ヴィッセル神戸 チームドクター
      福井 友章
    • 神戸大学整形外科では、1995年のチーム創設以来、ヴィッセル神戸のメディカルサポートを継続して行っております。チームドクターが週3回クラブハウスを訪れ、メディカルチームでのミーティング、練習前の監督・コーチ陣への怪我人の状態報告、練習前後の選手のコンディションチェックやリハビリテーション中の選手のピッチ内外での状態確認を行います。また、全選手のシーズン前および新入団時のメディカルチェックを神戸大学医学部附属病院にて行っております。怪我人に対しては、チームの要望に応えるべくできるだけ迅速かつ正確に診察・検査、治療を行うことを心がけています。
      2023年シーズンはヴィッセル神戸にとって忘れられない1年となりました。創設から29年、チーム結成後初の練習日の朝に阪神淡路大震災が発生するという苦境からスタートしたチームが、多くの挫折や困難を乗り越え、ついにJ1リーグ初優勝を果たしました。満員のホームスタジアムで優勝が決まった瞬間は、これまでの結果が出なかった長く苦しい年月が思い出され、大変感慨深いものでありました。
      今年は久しぶりにシーズンを通してコロナによる制限のない1年ともなりました。良好な成績も相まって、満員のスタジアムでサポーターの熱烈な応援を受けるチームの一員として仕事をすることの素晴らしさを改めて実感することができました。チームドクターを目指す熱い先生方が神戸大学整形外科に入局してくださり、仲間になってくれることをお待ちしています!

      優勝直後、シャーレを掲げるメディカルスタッフ
      チームドクターの優勝記念撮影
    • 2023年 オリックス・バファローズ チームドクター活動報告

      オリックス・バファローズ チームドクター
      吉川 智也
    • オリックス・バファローズは2022年シーズンにはパ・リーグ連覇と26年ぶりの日本一を達成し、全員でさらなる高みを目指しリーグ3連覇と日本シリーズ連覇を達成すべく『We can do it!』をスローガンに2023年シーズンは開幕しました。昨シーズンまでの2年間はリーグ連覇しているものの、シーズン最終盤まで優勝争いがもつれる大混戦の中、優勝マジック点灯なしでオリックスが優勝を果たしていましたが、今シーズンは夏場以降オリックスが独走態勢に入り優勝マジックを着実に減らして、2位と15.5ゲーム差の大差で全チーム相手に勝ち越す完全優勝を成し遂げました。
      チームドクターとしての活動としては、現場ではほっともっとフィールド神戸で開催される試合に球場ドクターとして帯同し、診察が必要な選手の診療から観客の救護対応を行い、また検査や手術等の治療の必要な選手がいる場合は主に神戸大学医学部附属病院で診療を行っております。2023年シーズンのオリックス・バファローズはパ・リーグ3連覇を達成しましたが、年間を通じて故障者は出てしまう中で、チームドクターとして故障した選手たちの治療、サポートをしていきながら、選手たちの活躍を見守りチームの勝利を喜び、リーグ優勝に歓喜することができる充実した1年間となりました。チームの主力選手は入れ替わっていますが、若い選手も多くチームとして成長過程にありながらも常勝チームを築きつつあるオリックスのチームドクターとしての仕事には非常にやりがいと責任感を感じております。2024年シーズンはリーグ4連覇、さらには日本一奪還をめざすオリックスのためにチームドクター一同、チームのサポートに全力を注ぎたい所存です。野球やチームドクターへの興味や熱意のある若い先生方のお力を是非お待ちしています。

    • 2023年 INAC神戸レオネッサ チームドクター活動報告

      INAC神戸レオネッサ チームドクター
      長田 尚介
    • 神戸大学整形外科では女子サッカー INAC神戸レオネッサのメディカルサポートを行っており、全試合にチームドクターが1人帯同しています。怪我が発生した際には、必要に応じて足、股関節、脊椎など各分野の専門医の先生方と共に診察をして専門的な治療を提供することに努めています。本年度は手術に関しては、前十字靭帯再建術を行いました。
      INAC神戸は2023年度からはリーグ初となる外国人監督のジョルディ・フェロン監督となり、首位奪還を目指しております。皇后杯では2022年度準優勝でしたが、2023年度は見事優勝することができました。
      女子サッカーは、ボールを持たない選手の動き、パスを出した後の動きや、選手同士の連動、選手個人の技術、体の使い方など、チームの戦術も含め、男子サッカーには無い魅力があります。2023年は女子サッカーW杯もあり、INAC神戸からは4人の選手が日本代表に選出されました。結果はベスト8という結果に終わってしまいましたが、日本女子サッカーが海外にも引けを取らないのはそういったスピードやフィジカル以外の要素が大きいことも要因だと思います。
      現在のINAC神戸のチームドクターの中にはサッカー経験者でない人もいますので少しでもスポーツの現場に立ってみたい方、誰でも大歓迎です。ぜひ皆さんで女子サッカーを盛り上げていきましょう!