アメリカンフットボール日本代表 帯同報告

～ 2020年3月1日 アメリカ テキサス州 THE SPRING LEAGUE選抜 ～

神戸海星病院 整形外科

西澤　勇一郎

神戸大学整形外科では、高校・大学・社会人と様々なアメリカンフットボールチームの試合に帯同しており、この度、日本代表のチームドクターに任命され、2020年3月1日にアメリカのテキサス州で開催されたTHE SPRING LEAGUE選抜との試合に帯同しました。
日本代表は約5年ぶりの召集で、2016年から2019年まで4年連続で日本一になった富士通フロンティア―ズの藤田智さんがヘッドコーチで、45名の選手（社会人：43名・大学生:2名）で構成されました。
対戦相手のTHE SPRING LEAGUEは、NFLを解雇された選手やドラフトから漏れた選手が所属する、いわゆるNFLの予備軍のような組織です。日本の社会人リーグは、ここ数年、各チームに数名の外国人選手が所属しており、彼らと対戦するため、日本人選手のレベルも年々あがっており、体の大きな外国人選手に対しても臆することなく、随所にいいブロックやタックルもありましたが、やはり地力の差があり、残念ながら16－36で負けました。幸いにもこの試合では大きな怪我はありませんでしたが、アメリカンフットボールは怪我が多く、我々メディカルの力が必要となるスポーツで、試合にはドクターが帯同しなければなりません。神戸大学整形外科では、毎年、数多くの試合に帯同しており、現場でのスポーツ医療を学ぶ機会が多く、日本代表に帯同するチャンスもあります。なかなか馴染みのない競技ではありますが、スポーツドクターに興味のある先生は是非お声がけください。