研究成果
2025年
2025.02 | 髙吉倫史先生の論文が「Diabetology International」に掲載されました。当院に通院しているSAP使用中の1型糖尿病患者78名を対象に、緊急事態宣言前・中・後の血糖管理を比較しましたところ、緊急事態宣言中に平均血糖値の低下、TIRの改善が認められ、特に宣言前のTIRが70%以下の患者で顕著な改善が認められました。本研究は、緊急事態宣言が血糖管理に与える影響を示し、今後のパンデミック時の糖尿病管理戦略の参考となる可能性があります。 Diabetol Int (2025)/doi:10.1007/s13340-025-00802-4 |
---|---|
2025.01 | 西影星二先生の論文が「Obesity Research & Clinical Practice」に掲載されました。耐糖能障害または軽症糖尿病のある過体重者において、間歇スキャン式CGM(isCGM)をセルフモニタリングツールとして使用することは、有意な体重減少には繋がらなかったものの、食行動に影響を与え血糖変動を減少させる可能性を示しました。 Available online 30 January 2025/ doi:10.1016/j.orcp.2025.01.008 |
西影星二先生の論文が「Endocrine Journal」に掲載されました。明らかな骨病変を伴わない成人型低ホスファターゼ症患者において、アスフォターゼアルファが有効であった新規ALPL遺伝子変異症例を報告しました。 Endocr J. 2025 Jan 29. doi: 10.1507/endocrj.EJ24-0431. |
|
西影星二先生の論文が「Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism」に掲載されました。CPR/IRIモル比は、インスリン抵抗症の診断指標であるIRI値単独よりも高い精度で、A型インスリン抵抗症と2型糖尿病とを判別できることを見出し、A型インスリン抵抗症の早期かつ正確な診断のための信頼性の高い臨床マーカーであることを明らかにしました。 J Clin Endocrinol Metab. 2025 Jan 28:dgaf043. |
|
鈴木正暉先生の論文が「Hormones」に掲載されました。免疫チェックポイント阻害薬(ICI)誘発性糖尿病患者において、発症早期にMRI拡散強調画像で膵に高信号強度を呈した症例報告です。ICI使用中の高血糖時には同診断の 一助になりうることを提案しています。放射線科との共同研究です。 Hormones (2025). |