研究成果

2026年

2026.03

大町侑香先生の論文が「The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」に掲載されました。

先端巨大症を指紋や手相が見えない形での「手の画像」から判断するAIモデルを開発しました。
外見異常を呈する疾患を手の画像をもとに拾い上げる可能性を示しました。全国14の下垂体疾患診療施設、当院放射線科との共同研究です。

J Clin Endocrinol Metab. 2026 Feb 27:dgag027.

下記サイトの他、NHKなどでも報道されました。
2026.02

廣田先生、山本先生が参画された論文が「Journal of Diabetes Investigation」に掲載されました。

慢成人1型糖尿病患者259例を対象に、CGM-derived metricsおよび背景因子を用いて、重度糖尿病ディストレス(PAID ≥40)の予測モデルを構築・検証しました。10種の機械学習アルゴリズムを比較した結果、Neural NetworkがROC-AUC 0.728で最良の識別能を示しました。特徴量重要度解析では、LBGI、性別、CVが主要因として抽出されました。

J Diabetes Investig. 2026 Feb 18. doi: 10.1111/jdi.70229. Epub ahead of print.

保健学科、小児科学との共同研究が「Journal of Pediatric Nursing」に掲載されました。

慢性疾患である1型糖尿病やネフローゼ症候群をもつ思春期・若年成人(16–24歳)と保護者へ半構造化面接を行い、セルフケア発達における親子相互作用を質的に分析した結果、親主導の段階から自律性への試行錯誤を経て、セルフケア移行の実現に至る3つの相互作用プロセスが示され、親子双方への情緒的支援の重要性が示唆されました。

J Pediatr Nurs. 2026 Feb 10:87:460-467. doi: 10.1016/j.pedn.2026.02.002.

安立原さんの論文が「Journal of Diabetes Investigation」に掲載されました。

肥満は筋萎縮を誘導しますが、そのメカニズムは十分に明らかではありませんでした。本研究では、高脂肪食負荷により骨格筋に炎症と萎縮が誘導され、その過程でケモカインCXCL10の発現が増加すること、さらにCXCL10中和抗体の投与により、高脂肪食負荷による骨格筋の炎症および萎縮が軽減されることを明らかにしました。これらの結果は、CXCL10が肥満に伴う筋萎縮の新たな治療標的となる可能性を示唆しています。

J Diabetes Investig. 2026 Feb 22. doi: 10.1111/jdi.70270.

FUS(Female Underweight/Undernutrition Syndrome)に関するステートメントの英語版が「Journal of Obstetrics and Gynaecology Research」に公表されました。

日本肥満学会を中心とする関連学会合同ワーキンググループが、FUS(Female Underweight/Undernutrition Syndrome)に関するステートメントの英語版を公表しました。本ステートメントは、若年~閉経前女性における、やせ・低栄養に関連する健康課題(骨量低下、月経異常、耐糖能異常、抑うつ・倦怠感など)を、ライフコースの視点から包括的に整理し、早期発見・予防・介入の枠組み構築を提案するものです。
※本ワーキンググループは小川渉先生が委員長を務められています。

J Obstet Gynaecol Res. 2026;52(2):e70201.

2026.01

福満隼人先生の論文が「Diabetology International」に掲載されました。

近年海外から報告された MAF-5 スコアが、日本人肥満 MASLD 集団の肝線維化スクリーニングにおいて、既存の指標と同等、あるいはそれ以上に有効である可能性を示しました。その簡便性と幅広い適用可能性は、日常診療における一次評価ツールとしての有用性を強調するものです。

Diabetol Int. 2026 Jan 21;17(1):19. doi: 10.1007/s13340-025-00874-2.

福岡秀規先生が参画された論文が「The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」に掲載されました。

成人成長ホルモン分泌不全症に対する新規週1回投与型成長ホルモン製剤について、国際共同で実施した無作為化プラセボ対照試験の成果をまとめた論文です。

J Clin Endocrinol Metab. 2025 Dec 20:dgaf680.doi: 10.1210

福岡秀規先生の論文が「Endocrine Journal」,「Endocrinology and Metabolism」に掲載されました。

日本内分泌学会、韓国内分泌学会による初めての診断コンセンサスステートメントです。下垂体疾患のガイドラインとしては本邦初の英語版です。各学会の雑誌に掲載されています。

廣田勇士先生の論文が「Diabetes Therapy」に掲載されました。

J-ORBIT登録の肥満症(obesity disease)成人782例を、生活習慣介入274例・薬物療法487例・減量手術21例に分類し、平均追跡845.8~1210.6日で体重変化と代謝指標を記述したリアルワールド研究です。治療別の体重減少達成度と、減量に伴う代謝指標の変化を示し、減量幅が大きいほどTG、血糖、HbA1cなどの改善が大きい傾向を示しました。

Diabetes Ther. 2026 Jan 19. doi: 10.1007/s13300-025-01837-1.