研究成果
2026年
| 2026.04 | 齋藤 修一郎先生の論文が「The Journal of Medical Investigation」に掲載されました。1型糖尿病に対するisCGMと頻回のスキャン励行をはじめとした教育プログラムによる介入試験において、性差が及ぼす影響を検討するためのサブ解析を行いました。本解析では性差によるCGM指標の差は認められず、CGMを用いた介入下では性差が影響しない可能性を示しました。 J Med Invest. 2026;73(1.2):74-79. doi: 10.2152/jmi.73.74 |
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大井佑夏先生の論文が「The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」に掲載されました。Daily GHを使用してGH補充療法を行っている成人成長ホルモン分泌不全症患者において、Daily GHからWeekly GHへの切替が代謝、筋肉に与える影響を調べたところ、Weekly GH群ではDaily GH群より、体脂肪に関する指標(BMI、内臓脂肪面積、体脂肪率)が増加しましたが、脂質代謝や筋機能に関してはむしろ改善を示すことがわかりました。 J Clin Endocrinol Metab. 2026 Apr 7:dgag153. |
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末松 那都先生の論文が「Diabetology International」に掲載されました。糖尿病のない日本人成人を対象に、クランプ法を基準としてインスリン抵抗性の評価指標を検討し、体格補正TyG関連指標(特にTyG-BMI, TyG-WHtR)が有用であることを明らかにしました。 Diabetol Int. 2026;17(2):35. doi: 10.1007/s13340-026-00883-9. |
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| 2026.03 | 乾妃那先生の論文が「Hormones」に掲載されました。免疫チェックポイント阻害薬(ICI)関連下垂体炎発症前に一過性ACTH上昇がみられた症例を詳細に検討し、既報を含めた教育的症例報告としてまとめました。ICI使用者においてACTH変動を評価する必要性を示しています。 Hormones (Athens). 2026 Mar 26. doi: 10.1007/s42000-026-00777-0. |
大町侑香先生の論文が「The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」に掲載されました。先端巨大症を指紋や手相が見えない形での「手の画像」から判断するAIモデルを開発しました。 Automatic acromegaly detection using deep learning on hand images: a multicenter observational study J Clin Endocrinol Metab. 2026 Feb 27:dgag027.
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| 2026.02 | 廣田先生、山本先生が参画された論文が「Journal of Diabetes Investigation」に掲載されました。慢成人1型糖尿病患者259例を対象に、CGM-derived metricsおよび背景因子を用いて、重度糖尿病ディストレス(PAID ≥40)の予測モデルを構築・検証しました。10種の機械学習アルゴリズムを比較した結果、Neural NetworkがROC-AUC 0.728で最良の識別能を示しました。特徴量重要度解析では、LBGI、性別、CVが主要因として抽出されました。 J Diabetes Investig. 2026 Feb 18. doi: 10.1111/jdi.70229. Epub ahead of print. |
保健学科、小児科学との共同研究が「Journal of Pediatric Nursing」に掲載されました。慢性疾患である1型糖尿病やネフローゼ症候群をもつ思春期・若年成人(16–24歳)と保護者へ半構造化面接を行い、セルフケア発達における親子相互作用を質的に分析した結果、親主導の段階から自律性への試行錯誤を経て、セルフケア移行の実現に至る3つの相互作用プロセスが示され、親子双方への情緒的支援の重要性が示唆されました。 J Pediatr Nurs. 2026 Feb 10:87:460-467. doi: 10.1016/j.pedn.2026.02.002. |
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安立原さんの論文が「Journal of Diabetes Investigation」に掲載されました。肥満は筋萎縮を誘導しますが、そのメカニズムは十分に明らかではありませんでした。本研究では、高脂肪食負荷により骨格筋に炎症と萎縮が誘導され、その過程でケモカインCXCL10の発現が増加すること、さらにCXCL10中和抗体の投与により、高脂肪食負荷による骨格筋の炎症および萎縮が軽減されることを明らかにしました。これらの結果は、CXCL10が肥満に伴う筋萎縮の新たな治療標的となる可能性を示唆しています。 The role of CXCL10 in high-fat diet-induced skeletal muscle inflammation and atrophy J Diabetes Investig. 2026 Feb 22. doi: 10.1111/jdi.70270. |
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FUS(Female Underweight/Undernutrition Syndrome)に関するステートメントの英語版が「Journal of Obstetrics and Gynaecology Research」に公表されました。日本肥満学会を中心とする関連学会合同ワーキンググループが、FUS(Female Underweight/Undernutrition Syndrome)に関するステートメントの英語版を公表しました。本ステートメントは、若年~閉経前女性における、やせ・低栄養に関連する健康課題(骨量低下、月経異常、耐糖能異常、抑うつ・倦怠感など)を、ライフコースの視点から包括的に整理し、早期発見・予防・介入の枠組み構築を提案するものです。 J Obstet Gynaecol Res. 2026;52(2):e70201. |
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| 2026.01 | 福満隼人先生の論文が「Diabetology International」に掲載されました。近年海外から報告された MAF-5 スコアが、日本人肥満 MASLD 集団の肝線維化スクリーニングにおいて、既存の指標と同等、あるいはそれ以上に有効である可能性を示しました。その簡便性と幅広い適用可能性は、日常診療における一次評価ツールとしての有用性を強調するものです。 Clinical utility of the MAF-5 score for assessing MAFLD/MASLD in a Japanese population with obesity. Diabetol Int. 2026 Jan 21;17(1):19. doi: 10.1007/s13340-025-00874-2. |
福岡秀規先生が参画された論文が「The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」に掲載されました。成人成長ホルモン分泌不全症に対する新規週1回投与型成長ホルモン製剤について、国際共同で実施した無作為化プラセボ対照試験の成果をまとめた論文です。 J Clin Endocrinol Metab. 2025 Dec 20:dgaf680.doi: 10.1210 |
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福岡秀規先生の論文が「Endocrine Journal」,「Endocrinology and Metabolism」に掲載されました。日本内分泌学会、韓国内分泌学会による初めての診断コンセンサスステートメントです。下垂体疾患のガイドラインとしては本邦初の英語版です。各学会の雑誌に掲載されています。 Consensus on the Diagnosis of Cushing's Disease: A Collaborative Statement from the Korean Endocrine Society and Japan Endocrine Society |
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廣田勇士先生の論文が「Diabetes Therapy」に掲載されました。J-ORBIT登録の肥満症(obesity disease)成人782例を、生活習慣介入274例・薬物療法487例・減量手術21例に分類し、平均追跡845.8~1210.6日で体重変化と代謝指標を記述したリアルワールド研究です。治療別の体重減少達成度と、減量に伴う代謝指標の変化を示し、減量幅が大きいほどTG、血糖、HbA1cなどの改善が大きい傾向を示しました。 Diabetes Ther. 2026 Jan 19. doi: 10.1007/s13300-025-01837-1. |
