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私のキャリアパス 

平成25年卒 古川皓一

 平成25年度卒業の古川です。私のキャリアパスに関して、紹介いたします。
 私は学生の頃から漠然と内科に進みたいという思いがあり、特に初期研修においては救急診療を一番に頑張りたいと考えていました。出身が姫路、大学が神戸ということもあり、関西の病院でいくつかマッチングした結果ご縁があって大阪の淀川キリスト教病院で初期研修を開始することになりました。ここでたくさんの同期と切磋琢磨しつつ、日々忙しくも充実した日々を過ごすことができました。現在もこの時期の同期とは連絡を取り会う仲で、一番の財産だと思っています。

 初期研修ではほとんど全ての科で研修しましたが、特に呼吸器内科ではもともと興味があった急性呼吸不全、人工呼吸管理に加え、市中肺炎を含めた感染症、喘息や血管炎などの膠原病、肺癌をメインとした悪性腫瘍まで幅広く診療に携わることができました。内科を希望していた私にとって呼吸器診療は非常に刺激的で興味深く、魅力を感じ呼吸器内科へ進むことを決めました。同病院で後期研修へ進み、新たに始まった気管支鏡検査や肺癌診療に日々携わるうちに肺癌診療の奥深さを感じ、徐々に良性疾患から悪性疾患に自分の興味が変わっていきました。また日常臨床に加えて国内や海外での発表(APSR)のオーラル発表の機会もいただき、非常に有意義な日々を送ることができました。

 5年目の終わり頃には、エビデンスに基づいた診療に加えエビデンスを作ることも積極的に行いきたいと考えるようになりました。その当時の上司の先生から神戸大学を紹介いただき、実際に見学に行くと医局の雰囲気が良いだけでなく大学院の先生方が論文作成、学会発表、研究に非常に精力的に取り組んでおられると知りました。また私も学生時代お世話になり馴染み深いこともあって6年目の2018年から神戸大学病院で勤務することになりました。神戸大学呼吸器内科は肺癌、基礎、炎症(良性)グループに大きく分かれており、私は現在肺癌、基礎グループに属しています。臨床試験から基礎研究までこれまでほとんど行えなかった分野に携わることができ、両者の難しさを日々感じるとともに、さらに研鑽を積んでいきたいと思います。

 2019年からは大学院へ進学しましたが、学べば学ぶほど、呼吸器疾患の面白さを感じる日々です。現在取り組んでいる研究にとどまらず日々の臨床疑問を1つずつ大切にして、医師としてより一層成長できるよう真摯に診療に取り組んでいきたいと思っています。現在内科希望の先生、呼吸器内科へ進むことを決めた先生、是非とも当院で一緒に働きませんか。お待ちしています。

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