医師・医学生の皆さまへ 女性医師の方たちへ

D&Nブラッシュアップセンターの紹介

 このHPをご覧になっている方の中で出産や育児と仕事を両立させたい!と思っておられる方はおられますか?神戸大学医学部付属病院にはそんな方のためのセンター、D&Nブラッシュアップセンターというものがあります。
 D&Nブラッシュアップセンターの企画・開発したプログラムは『出産と育児の経験をキャリアアップととらえ、妊娠・育児中の女性医師・看護師のブラッシュアップを図ることで、スムーズな臨床現場への復帰を支援する』という趣旨のものです。具体的にはセンターに登録することで妊娠中から出産後仕事復帰するまでのサポートをしてくれます。産後、職場復帰時にはライフスタイルに合わせた就労形態(時間短縮勤務、当直免除など)を選択でき、同じような先輩女性医師との交流をもつ機会があったり、産休・育休に関する保険、雇用・手当などの事務手続きについても、保育所の情報までも得ることができたりします。診療科によってはワークシェアも可能です。
 育児と仕事を両立したいと思っておられる方はD&Nブラッシュアップセンターへ登録されてみてはどうでしょうか?

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初めてのワーキングママ

平成21年卒 寺下智美

 朝起きてから、まず子供を抱きしめる。朝ごはんと夕ごはんの準備をして、子供と一緒に朝ごはんを食べてから保育園に向かう。保育園で子供をまた抱きしめて一緒にばいばいをしてから急いで仕事に向かう。仕事場では論文を読んだり、書いたり、実験をしたりする。時折、外勤に行ったり、外来に行って患者と話す。定時になると、子供を迎えに保育園に向かう。心なしか歩調が速くなる。
 初めての母であり医師/大学院生でもある日々は思っていたよりは穏やかに過ぎている。家事は食洗器や乾燥機付き洗濯機で代用し、ある程度、部屋が散らかっていても、ま、いいかでスルーする。子供が生まれてからどんどん家事の妥協点が増えた。仕事の時間は以前よりも貴重だと思うようになった。時間が限られているのだから。そう思うと仕事の効率化を考えるようになった。「子供がいるから」を言い訳ではなく、原動力にしたいと思う。実際はそう思っていても、子供がいきなり熱を出せば、仕事や実験を休まざるを得ないし、定時には病院を出て保育園に向かう。こういった生活ができるのも、医師/院生に復活できたのも周りの先生と子供のおかげだと思う。
 出産して半年たった頃は不安が強かった。医師の仕事はしたい。研究もしたい。でも子供との生活も大事にしたい。そんな事が可能だろうか――。周りにいる仕事と家庭(育児)を両立されている女医方がとてもすごい方たちばかりだからだろうか。あの先生にできたからといって、自分も両立できる気がしない。両親も家から遠くでどこまで頼れるかわからない。色々な不安が重なると身動きが取れなくなってしまいそうだったが、結局周りの先生に相談するだけでもほっと安心してなんとかなりそうな気がした。結局保育園の都合もあり、子供が1歳頃になってから復帰することになったが、1歳の子供も今の状況をわかっているのか、保育園では甘えてこない代わりに家に帰ると甘えてくる。とても可愛い。量より質をモットーに一緒の時を過ごす。一時期、不安の対象だった仕事も家事も今は楽しい。母、妻としては5級、院生/医師としても今は5級。楽しみながら知識を重ねて、経験を積んで1級に近づいていけばいい。周りの人には迷惑をかけてしまうことが多いと思う。感謝だけは忘れないようにする。比較するのは過去の自分でスーパーウーマンでなくても仕事と家事の両立はできる。その考えに至った後はなんとなく気が楽になった。
 こうして思うと自分の不安は自分だけで抱え込むことで増長させていたのだなと気づく。抱え込まずに周りに目を向けると案外解決策が見つかったり、もう解決していた、ということもあったと思う。今後も悩みや不安に思うことはあると思うが、その時は周囲の友人や同僚、D&Nブラッシュアップセンター、様々な選択肢はあるが、に相談しながらでも一歩ずつ前に進んでいきたいと思う。

   

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