医師・医学生の皆さまへ 大学院生募集中!

基礎的研究部門の紹介 (永野 達也 平成15年卒 現 特命助教)

 私たち神戸大学の呼吸器内科では、気道炎症と気道リモデリングの病態解明とその克服を目指し、スフィンゴ脂質シグナルの解析を行って来ました。最近ではrasのエフェクタータンパク質であるホスホリパーゼC εに着目して、呼吸器炎症性疾患のマウスモデルを用いて、創薬を目指した機能解析にも取り組んでいます。呼吸器領域では分子生物学的な病態解明がなされておらず、難治性で致死性の疾患が未だ多く存在します。これらの疾患を克服していくことは、私たち呼吸器内科医にとって喫緊の課題であると考えています。私たちはこれらの課題に対して大学の特性を最大限に活かして、最先端の機器や実験設備を利用して研究に取り組んでいます。
 大学院生の皆さんには後述するテーマについて、研究課題を立てるところから、研究計画の立案、実験の手技、結果の解釈に至るまで、きめ細かい指導を提供していきます。幸いにも患者さまからご提供を頂いた臨床検体、豊富なデータベース、遺伝子改変マウスが使用でき、すぐにでも実験を始められる環境が整っています。患者さまにより良い医療を提供できることを大きなモチベーションにして、一緒に研究に取り組んでいただける大学院生を大歓迎します。興味のある方は是非お気軽にご連絡を下さい。

2016年度に取り組んでいる主な研究テーマは以下の通りになります。

  1. 炎症性呼吸器疾患の病態解明と治療法の開発を目指した研究
    ① スフィンゴ脂質シグナルの機能解析
    ② ホスホリパーゼC εの呼吸器疾患における機能解析
    ③ 農作業関連喘息の病態解明と治療法の開発
    ④ 腸内細菌叢と呼吸器疾患の関連
  2. 肺がんの悪性化メカニズムの解明と抗がん剤の薬効薬理研究
    ① 肺がんの悪性化機構の解明と新規標的分子の探索
    ② 抗がん剤の薬効薬理研究
    ③ 抗がん剤の耐性機序に関する研究
    ④ 抗がん剤の毒性に関する研究

PAGE TOP