RHINOLOGY & OLFACTION

鼻・嗅覚外来

鼻づまり、副鼻腔炎、鼻・副鼻腔の腫瘍、においの感じにくさなど、鼻と嗅覚の病気を幅広く診療しています。症状や検査結果に応じて、薬物療法や内視鏡手術などを検討します。

上顎がんに対する選択的動注療法や、嗅神経芽細胞腫などに対する頭蓋底手術にも対応し、頭頸部腫瘍チームや関連診療科と連携して治療を行います。

主な対象疾患

慢性副鼻腔炎・歯性上顎洞炎・真菌性副鼻腔炎

鼻の周囲の空洞である副鼻腔に炎症が続く病気です。原因や病状を調べ、薬物療法や内視鏡下鼻副鼻腔手術を検討します。歯が原因の場合は、歯科口腔外科と連携します。

好酸球性副鼻腔炎

鼻茸や嗅覚の低下を伴い、再発しやすい副鼻腔炎です。喘息を合併する場合もあり、呼吸器内科と連携して診療します。薬物療法・手術に加え、条件を満たす場合は生物学的製剤による治療も検討します。

鼻中隔弯曲症・アレルギー性鼻炎などの鼻づまり

鼻の左右を分ける壁の曲がりや、鼻の粘膜の腫れが鼻づまりの原因になることがあります。症状や治療経過を評価し、適応に応じて鼻中隔矯正術や下鼻甲介手術などを行います。

鼻副鼻腔乳頭腫などの良性腫瘍

鼻や副鼻腔にできる良性腫瘍に対し、病変の広がりに応じた手術を検討します。乳頭腫は再発や悪性腫瘍の合併に注意が必要なため、切除後も経過を確認します。

上顎がん・嗅神経芽細胞腫などの悪性腫瘍

腫瘍の種類や広がりに応じて、手術、放射線治療、薬物療法などを検討します。頭頸部腫瘍チームを中心に、必要に応じて脳神経外科・形成外科などと協力します。

鼻涙管閉塞・涙嚢炎

涙の通り道が詰まる病気について、眼科と連携して診療します。適応がある場合には、鼻の中から涙の通り道を作る涙嚢鼻腔吻合術を行います。

オスラー病に伴う鼻出血

繰り返す鼻出血を生じる遺伝性の血管の病気です。鼻出血への対応とともに、必要に応じて他の臓器の評価につなげます。

においの感じにくさ・嗅覚障害

においを感じにくい、以前と違うにおいに感じるなどの症状について相談を受けています。症状が始まった時期や経過、鼻の状態を確認し、原因を評価します。

基準嗅力検査(T&Tオルファクトメーター)、静脈性嗅覚検査(アリナミンテスト)などを、必要に応じて用いて嗅覚を評価します。結果を踏まえ、原因に応じた治療や経過観察について説明します。

検査と治療の特徴

鼻内視鏡・画像による評価

鼻の中を内視鏡で観察し、必要に応じてCTやMRIなどで副鼻腔の炎症や腫瘍の広がりを調べます。病状に応じた検査を選び、治療方針を検討します。

内視鏡下鼻副鼻腔手術

慢性副鼻腔炎や鼻副鼻腔の良性腫瘍などでは、鼻の中から内視鏡を用いる手術を行っています。必要に応じて術中ナビゲーションを利用し、病変の位置や周囲の構造を確認します。

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担当医師

助教

堀地 祐人

医員

黒木 俊介

医員

松野 祐久

受診・紹介のご案内

鼻・嗅覚外来は木曜日午前に行っています。詳しい曜日と担当医は外来予定をご覧ください。

患者さん・ご家族へ

受診を希望される方は、かかりつけの耳鼻咽喉科に、紹介状と患者支援センターを通じた予約をご相談ください。鼻副鼻腔の病気、嗅覚障害、腫瘍では担当する外来枠が異なる場合があるため、予約時の案内をご確認ください。

医療機関の先生方へ

副鼻腔炎、鼻づまり、嗅覚障害、鼻副鼻腔の腫瘍などについて、精査や専門的な治療が必要な方をご紹介ください。症状の経過と、これまでの画像検査や治療内容をお知らせください。

診療から研究へ

鼻副鼻腔腫瘍に対する頭蓋底手術の治療成績や、嗅覚外来で得られる検査・診療データを臨床研究につなげています。教室では嗅神経細胞の再生に関する基礎研究も長く続けてきました。

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