神戸大学大学院医学研究科 外科系講座 耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野 神戸大学大学院医学研究科
外科系講座 耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野

教授挨拶

 神戸大学医学部の歴史は明治2年に開設された神戸病院にはじまります。耳鼻咽喉科学教室は、昭和19年(1944年)に兵庫県立医学専門学校開校とともに開講されました。初代教授は当時の県立病院耳鼻咽喉科部長中村良太郎先生、2代目は本邦の頭頸部外科学創始者である浅井良三先生、3代目は難聴診療の大家服部浩先生、そして4代目は喉頭摘出後の音声再建法“天津法”を開発された天津睦郎先生です。2001年4月に丹生が5代目教授として就任し、現在に至ります。
 現在の教室は、主任教授の丹生、柿木特命教授、藤田准教授、四宮特命准教授(国際がん医療研究センター診療科長)、手島講師(外来医長)、古川講師、蓼原病院講師(病棟医長)ほか、助教4名、医員11名で構成され、兵庫県下を中心に20施設に51名の常勤医師を派遣し、同門会員数は約210名です。
  難聴、めまい、顔面神経麻痺、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、嗅覚障害、味覚障害、音声障害、嚥下障害、舌がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん、耳下腺腫瘍など、耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の多彩な疾患に対し、常に最新・最適な医療を提供できるよう、臨床・教育・研究に取り組んでいます。