神戸大学大学院医学研究科外科系講座産科婦人科学分野 サンプルロゴ

研修紹介

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先輩の声

令和4年卒
 私は神戸大学を卒業後、関連病院で2年間の初期研修を経て、神戸大学附属病院産婦人科専攻医育成プログラムでの研修を希望しました。現在は専攻医2年目として、関連病院で日々多くの貴重な経験を積んでいます。
 このページを読まれている方の多くは、どこで専攻医として研修を行うか悩み、このサイトにたどり着かれたのではないでしょうか。そこで、私が神戸大学プログラムを選んだ理由を少しお話ししたいと思います。
 まず率直に書くと、地元が神戸であること、そして出身大学であるという点は大きな要因のひとつです。しかし、神戸大学には出身大学の先生方だけでなく、他大学出身の先生方も多く在籍されており、全国各地から集まった多様な背景を持つ仲間と共に学ぶ環境があります。私は、このように異なるバックグラウンドを持つ人たちと同じ目標に向かって切磋琢磨できることを、とても魅力的に感じています。
 また、私が神戸大学プログラムを選んだもう一つの理由は、「専攻医1年目に必ず大学病院での研修を1年間行う」という制度にあります。大学病院では、ハイリスク妊娠・分娩やロボット支援下の婦人科手術など、産婦人科医として「いつか自分もこのレベルまで到達したい」と思える症例を、経験豊富な指導医のもとで担当することができます。ハイリスク症例をしっかりと経験することで疾患の全体像を把握でき、その後の市中病院での診療にも大いに役立っています。
 さらに、専攻医1年目に大学で研修する際には、統一された教育方針のもとで指導を受けられる点も大きな魅力です。共通した指導方法の中で基礎をしっかりと固めることができ、そのうえで2年目以降の関連病院での研修で、多様な手技に触れることができます。基礎を身につけた上でさまざまなやり方を学べるという流れが、非常にバランスの取れた研修環境だと感じています。
 現在、専攻医2年目として、日々多くの症例を経験しています。アットホームな雰囲気に包まれながら、毎日楽しく過ごしています。
ぜひあなたも神戸大学病院のプログラムへお越しください!待ってまーす!笑  
令和3年卒
 私は神戸大学の関連病院で2年間初期研修を行った後、神戸大学に入局し後期研修を開始しました。数多くの産婦人科研修プログラムがありどこで研修するか迷いましたが、医局の雰囲気の良さ、大学病院と市中病院の両方で研修できるプログラムの魅力に惹かれて神戸大学の研修プログラムを選びました。後期研修1年目は大学病院で研修し、2年目・3年目は関連病院で研修を行っています。
 大学での研修はハイリスク症例がほとんどで、一例一例じっくり学ぶことができます。後期研修1年目から重症例ばかりで荷が重いのではないかと心配していましたが、チーム体制で診療にあたり、基本的なことから指導を受けることができる環境が整っているため、むしろ産婦人科医になりたての時期に研修することができてよかったと思います。カンファレンスや症例検討の場も多く、準備する時間を含めとても勉強になります。また大学病院では2人体制の当直のため、常に上級医の先生と相談しながら診療でき、とても心強いです。
 関連病院では外来診療や手術の執刀、1人当直の機会などが増え、一般的な産婦人科診療を幅広く経験することができます。バランスよく関連病院をローテートできるのも魅力的で、偏りなく症例を経験することができます。どの病院にも教育熱心な指導医の先生方がたくさんおられ、充実の日々を送ることができています。
 なかなか文章だけでは魅力を伝え切ることは難しいですが、産婦人科を志望している皆さん、ぜひ一度神戸大学に見学に来てみてください。もっともっと神戸大学の魅力をお伝えできると思います!ハンズオンや勉強会もたくさん開催されており、気軽に楽しく参加できると思います。皆さんとお会いできることを楽しみにしています!!
平成30年卒
 このページを開いてくださってありがとうございます。  私は、県養成医(地域枠)で卒後3年目から神戸大学産婦人科プログラムに所属し、この記事を書いているときは卒後8年目で関連病院に勤務しています。
兵庫県の養成医は、卒後3年目から産婦人科を専攻可能であり、関連病院の多さからも出身大学に関係なく神戸大学の産婦人科プログラムを選択する方が多いです。養成医は、プログラムの1-3年目(卒後3-5年目)は大学病院勤務ではなく関連病院勤務で、プログラムの4年目(卒後6年目)に大学病院勤務で専門医試験の受験資格を得て、卒後7年目に専門医試験を受験、卒後8年目に専門医取得と周りよりは1年遅れることになります。私自身はそれをマイナスだと思ったことはなく、むしろプログラム1年目から関連病院で外来や分娩を数多く経験することで産婦人科一般的な知識を学び、仕事に慣れて知識がついてきた頃に大学病院で悪性疾患・先進医療を学べたことでより学びが深くなりむしろプラスにさえ思っています。専門医試験に関しても臨床経験が周りより1年長いことにより試験前の余裕も感じることができました。
 また、大学病院勤務ならではの経験として、日本産婦人科学会主催の医学生・研修医の勧誘イベント(医学生フォーラム、WOW、サマースクール等)にもチューターとして参加する機会があり、そこで勧誘もさることながらチューター同士で全国の同年代の知り合いを増やすことができました。
 現在は、専門医も取得して養成医として関連病院で勤務をしながら、大学院生(臨床研究)として日々、臨床と研究に勤しんでいます。自ら大学院進学を希望したわけですが、正直なところ臨床と研究とプライベートの両立は大変で、時折データクラブで周りの大学院生の頑張りを感じながら、イベントで知り合った全国の友人から刺激をもらいながら、楽しく過ごせています。
 入局前までは大学医局というものは堅苦しいところだと思っていたのですが、神戸大学産婦人科は医局員の出身大学も様々であり、カンファレンスでも学年問わずいい雰囲気の中で活発な議論が行われています。
研修医の時期に大学医局というものについて考えたこともない方もいらっしゃると思いますし、私もその1人でした。しかし、専門医をとった今だからこそ見えてくるやりたいことや働き方を考えていくうちに、入局してよかったなと思えています。 ぜひ、一緒に神戸大学の産婦人科を盛り上げて行きましょう。
 長くなりましたが、最後まで目を通してくださってありがとうございました。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
平成27年卒
 私は、初期研修は大学の関連病院で行い、後期研修の開始と同時に入局しました。市中の基幹病院で後期研修をすることも考えましたが、様々な環境で学べることにメリットを感じたため大学で研修することにしました。
 初年度は関連病院での研修を希望し、初期研修と同じ施設で後期研修を開始することになりました。年間1300件の分娩があり、多くのお産を経験しました。NICUが22週から受け入れ可能だったので、超早産の帝王切開も経験しました。良性腹腔鏡手術を専門とする先生もおられたため、後期研修1年目のうちに腹腔鏡下子宮全摘術の前立ちや、腹腔鏡下付属器摘出術や卵巣腫瘍摘出術の術者ができるようにトレーニングしてもらいました。
 後期研修1年目の2月から大学病院に勤務しました。大学は産科と婦人科で分かれており、約1年間、婦人科で研修をしました。1年目の病院では悪性例をあまり経験できなかったのですが、大学では化学療法や悪性腫瘍手術を学んでいます。腹腔鏡手術症例も多いです。可能な症例では術者もさせてもらっています。重症例が多く、助手をすることが多いですが、「見る」ことはとても勉強になります。大学に来てから骨盤内の解剖についても知識が深まりました。稀な症例も多いので、文献やガイドラインを調べる機会も多く、良いトレーニングになりました。レジデントは多すぎないので、症例に困ることはありません。婦人科外来も頑張っています。
 当直では産科も婦人科もみるので、前置胎盤の緊急帝王切開をしたり、大量出血の搬送を受けたりと、産科の重症例も経験できています。
 現在の夢は、腫瘍専門医と内視鏡専門医のダブルライセンスを取ることです。先日は希望してda Vinciの助手をするためのライセンスを取得させてもらいました。第一助手をする日はまだまだ遠そうですが、大学で頑張れば、いつか実現できると思っています。
 スタッフの先生方は各々の事情も考慮して、医局員を非常に大事にしてくれているので、相談しながらキャリアを積んでいこうと思います。ママさんも何名かおられますが、フォローしつつ、されつつ共働できている職場です。是非皆さんも一度見学に来てみてください。
平成25年卒
 兵庫県養成医である私は3年目に兵庫県北部にある公立病院へ1年間内科医として派遣されたのち、4年目から神戸大学の関連病院で希望していた産婦人科研修を開始することができました。そして、後期研修最後の年に大学病院での勤務が叶いました。
 大学病院というと、細分化されていて高度なことばかりをしているイメージがありました。中小病院での勤務経験しかない私は、果たしてうまくやっていけるのかどうか最初はとても心配していましたが、実際に働き始めてみると心配は取越し苦労でした。毎日がとても充実していて楽しいです。
 実際、産科も婦人科も一般市中病院では経験できないような症例がたくさんあり、自分で勉強したり教わったりしながら、積極的に治療方針に関わる機会を得ています。
 難しい症例であっても、私たちが治療方針に関われる理由があります。産科は毎朝のカンファレンスで入院患者全ての治療方針や経過について皆で検討することになっています。婦人科では週一回の病棟カンファレンスの他に、放射線腫瘍科医との放射線カンファレンス、病理医との病理カンファレンスもあります。勉強になるのはもちろん、スタッフ全員が患者のことを理解している環境のおかげで、困難な症例にも自らが思い切って関わっていけるのだと思います。
 私の立場上、今後も地域医療に関わっていくことになります。必然的に大学病院などに紹介することが多くなると思いますが、だからこそ紹介した患者のその先を経験しておくことは必要だと感じています。将来どんな場所で働こうとも、大学病院での勤務経験は価値のあるものだと思います。さまざまな経験を積みたい方、今後のキャリアで迷っている方がいればぜひ神戸大学を訪ねてみてください。
平成23年卒
 私は、神戸大学とは関連のない市中病院で初期研修を行いました。初期研修を行った病院で、そのまま、後期研修も行おうかと迷いましたが、母校である神戸大学に何か貢献したいという思いがあったのと、医局の雰囲気が明るく働きやすそうだったので、神戸大学産婦人科への入局を決めました。大学病院や関連病院での研修を経て、神戸大学大学院に入学し、この原稿を書いているときは、微生物病研究所に国内留学し、基礎研究に勤しんでいます。
 私が大学病院での研修で一番不安だったのは専門性の高い、重症症例ばかりしか経験できず、一般的な産婦人科診療が身に付かないのではないか?ということでした。確かに大学病院では重症で珍しい症例が多く、一般的な軽症の症例は少ないですが、3年間の後期研修期間のうち関連病院での研修が1年以上あるので、そこで、一般診療の経験も積むことができます。神戸大学産科婦人科の後期研修プログラムによって、産婦人科に必要な知識と技術は、偏りなく身につけることができますので心配はいりません。むしろ、一般病院では対応できないような珍しい症例は、大学病院でしか経験できないので、そのような症例が多く集まる大学病院は後期研修に、むしろ、適していると言えます。また、多くの先輩医師がいて、教育体制もしっかりしているので、正しい知識と技術を習得することができるのも大学病院で研修するメリットだと思います。
 神戸大学の医局は、非常にat homeな雰囲気で、他大学出身の先生も多いです。他大学出身だと肩身の狭い思いをするのでは?というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、神戸大学はそんなことはありません、大丈夫です!他大学出身の先生も神戸大学出身の先生も一度、私たちの医局を見学していただき、さらには、一緒に働くことができればいいなと思います。絶対、お勧めです!
平成22年卒
 私は神戸大学病院で2年間の初期研修を終了後、3年目から神戸大学産婦人科に入局しました。地元が兵庫県宝塚市であり、関西に戻って来る際にどの病院で研修を行うかは非常に迷いましたが、神戸大学は産婦人科に限らず他大学出身者も非常に多く、垣根の低さや横の繋がりが非常に魅力的でした。入局という道を選んだのは大学病院という専門性の高い病院で幅広い知識を身に付けられると思ったからです。
 卒後3年目は大学病院で過ごし、4、5年目は兵庫県立淡路医療センターで後期研修を終えました。大学病院での超重症例に加え、一般病院でのローリスク症例なども経験した上で6年目に大学院に入学しました。ある程度の経験を積んだつもりでしたが、今また重症例や専門性の高い症例への対応の難しさを実感しました。この原稿を書いているときは、ウイルス学の基礎研究に専念中です。
 神戸大学産婦人科は関連病院の先生方を含め教育熱心な先生が多く、手術手技を含め若手のうちから様々な経験を積むことが出来ます。また日頃の臨床業務以外にも、海外での学会発表や日本産婦人科学会でのIS Award受賞など、後期研修医の間に貴重な経験をさせて頂きました。医局の規模が大きすぎない事も魅力の一つだと思っていて、上司の先生方との距離も近く、忙しい中でも充実した日々を過ごしております。このホームページをきっかけに、一緒に働いてくれる仲間が増えるととても嬉しいです。是非とも一緒に働きましょう!
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