当センターについて
センター長あいさつ

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状がないまま病気が進行してしまうことがあります。当センターは、兵庫県の肝疾患診療連携拠点病院として、患者さんやご家族の不安に寄り添い、わかりやすい情報提供と相談支援を行っています。
近年、肝炎治療は大きく進歩し、肝がんでは薬物療法の発展により、仕事を続けながら治療を受ける方も増えています。一方で、生活習慣の変化により脂肪肝の患者さんが増加し、新たな課題となっています。
当センターでは、スタッフが最新の医療情報を丁寧にお伝えするとともに、B型・C型肝炎の抗ウイルス治療に対する医療費助成や肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業などの制度についてもご相談に応じています。地域の医療機関と連携しながら、お一人お一人に適した診療をサポートします。
肝疾患について心配なことがある方、治療や医療費助成制度について詳しく知りたい方、どのようなことでもお気軽にご相談ください。皆さまの健康と安心のため、スタッフ一同、全力で取り組んでまいります。
神戸大学医学部附属病院 肝疾患相談センター長
多田俊史
センター概略
神戸大学医学部附属病院肝疾患相談センターは、2022年4月に兵庫県から肝疾患診療連携拠点病院として指定を受け、県内の肝疾患診療ネットワークの中心的な役割を担う機関として活動しています。
拠点病院としての役割
肝疾患診療連携拠点病院は、すべての患者さんが居住地域にかかわらず質の高い肝疾患医療を受けられるよう、医療の均てん化(地域による偏りのない医療提供)を推進することを目的としています。当センターでは、以下のような活動を通じて、兵庫県全体の肝疾患診療体制の向上に取り組んでいます。
- 1. 相談支援体制の充実
肝疾患に関する様々なご相談に、専門知識を持つスタッフが丁寧に対応いたします。病気のこと、治療のこと、日常生活のこと、どんな小さな疑問や不安でも、お気軽にご相談ください。
- 2. 最新の医療情報の提供
肝炎治療や肝がん治療は日々進歩しており、治療法や医療費助成制度も変化しています。当センターでは、常に最新の情報をわかりやすくお伝えし、患者さんご自身が納得して治療を選択できるようサポートいたします。
- 3. 医療機関との連携強化
兵庫県内には、当院と兵庫医科大学病院の2つの拠点病院、各地域の専門医療機関・協力医療機関、そして地域のかかりつけ医が連携して肝疾患診療にあたる体制が整っています。
当センターは、これらの医療機関をつなぎ、切れ目のない医療提供を実現するための調整役を担っています。専門的な治療が必要な場合には適切な医療機関をご紹介し、治療後は地域のかかりつけ医と協力して継続的なフォローアップを行います。
- 4. 医療従事者への研修と地域住民への啓発活動
医療従事者向けの研修会を開催し、最新の診断・治療法や医療制度に関する知識の普及に努めています。また、地域住民の皆さまを対象とした講演会を通じて、肝疾患の予防や早期発見の重要性をお伝えしています。

