医師・医学生の皆さまへ 睡眠呼吸管理部門の紹介

睡眠呼吸管理部門のご紹介

医員 櫨木 暢子

睡眠呼吸管理部門のご紹介

 睡眠呼吸障害部門として2年が経過しました。新しく部屋を構え、4人の呼吸器内科医師が睡眠時無呼吸外来に携わっています。昨年は市民対象の公開講座を開かせていただき、多くの市民の皆様に参加して頂くことができました。多数のご質問を頂き、睡眠時無呼吸症候群への関心が年々高まっていることを実感いたしました。当院で睡眠検査(ポリソムノグラフィー検査)をうけられた方はこの2年間で約150件であり、他科からの紹介が年々増えてきています。今後も地域、他科と連携してよりよい睡眠医療を御提供できるように努めます。

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SAS研究報告

SAS研究報告

  • 慢性心不全合併睡眠呼吸障害に対するASV治療の心機能に対する効果
  • 循環器疾患における睡眠呼吸障害のスクリーニング
  • Sleep RecorderのCSASに対する有効性の検討
  • 当院で導入したCPAP治療患者のコンプライアンス・予後調査

2011年より睡眠センターが設立されるにあたって、上記項目を掲げて研究を開始しました。1、2は循環器内科と共同研究であり、入院、外来の循環器疾患患者においてSASのスクリーニングを簡易検査で行い、循環器医の依頼で当科にてフルの睡眠検査である、PSG(Polysomnography)を施行しております。PSG結果を用いて循環器医と呼吸器科医、帝人MRからなる睡眠呼吸障害カンファレンスにて患者背景、心機能など考慮してASV(Aductive-Servo-Ventilation)治療がよいかCPAP治療がよいかを検討しています。
SAS研究報告ASV導入患者においては治験に参加していただき、定期的にコンプライアンス、QOL調査や循環器的検査を行い、モニタリングを行っています。ASV導入、CPAP導入症例ともに使用率が向上してきており、心機能や自覚症状が改善している例が多くみられています。3のSleep Recorderは多点圧センサー内蔵のマット状の睡眠簡易検査機器であり、PSG施行時に全例同時測定をしています。現在のところ他の文献報告と同様にSleep RecorderとPSGの相関性が高く、スクリーニングに適していると考えていますが、チェーンストークス呼吸などの中枢性無呼吸や低呼吸などもどこまで捉えられるのか症例を増やしてPSG結果と照らし合わせて特性を検討中です。4は過去5年間のコンプライアンス調査を行いましたが、脱落は約2割で50%のものが半年以内に脱落していることがわかりました。今後予後調査を加えていく予定です。

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