神戸大学大学院医学研究科外科系講座産科婦人科学分野 サンプルロゴ

患者さまへ ―産科―

Obstetrics

産科

総合周産期母子医療センターについて

妊婦中や産後のお母さんと赤ちゃんの命を守るためのセンターです

妊娠に特有の病気として、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などがあり、きちんとした管理と治療が必要です。何らかの病気をお持ちで内科などに通院している方が妊娠した場合に、妊娠中に病気が悪化したり、赤ちゃんに悪い影響を及ぼしたりする危険性があります。

早い週数で陣痛が来てしまったり(切迫早産)、子宮内で胎児が苦しくなってしまったり(胎児機能不全)、分娩予定日より早く生まれてしまった赤ちゃんは、新生児の集中治療室(NICU)で赤ちゃんの治療を行う必要があります。

体外受精や顕微授精といった高度な不妊治療(生殖補助医療:ART)によって妊娠した妊婦さんが増えています。ARTによる妊娠は、胎盤が付いている位置が低い前置胎盤や胎盤が子宮からはがれない癒着胎盤など、お産前後に大量出血を起こすリスクが高いことが知られています。また、そのようなリスクがない妊産婦さんを含めて、命にかかわるような出産後の大出血は出産300件に対して1件は発生するといわれています。

このようなご病気に対しては他の診療科、手術部や放射線部、輸血部と協力して治療にあたります。

当院のNICUは、妊娠22週で産まれた赤ちゃんでも対応可能

24時間365日

内科、外科、精神科などたくさんの診療科と協力しさまざまな合併症をお持ちの妊婦さんに対応可能

産後の大出血に対して、輸血やカテーテルを使った血管内治療、開腹手術などの高度な救命処置が可能

お母さんやお腹の赤ちゃんの急変から20分以内で赤ちゃんを出産させる超緊急帝王切開が可能

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