開講コース

本プログラムは、神戸大学大学院医学研究科、保健学研究科及び医学部附属病院と兵庫県が連携し、災害・救急医療、感染症医療、周産期医療、高齢者医療及びがん医療の5つの領域に精通したエキスパート・メディカルスタッフの育成を目指すものです。

  • 災害・救急医療コース

    救急部教員による指導のもと、地震などの大都市災害や事故などで負傷した患者に対するチーム医療の実践について実習や講義を行い、地震や事故などに対する災害・救急医療エキスパート・メディカルスタッフを育成し、救急医療・災害医療に強いメディカルスタッフを養成します。

    ■コースリーダー

    鈴木 知志

    鈴木 知志
    神戸大学大学院医学研究科 食道胃腸外科学分野 外科学講座(肝胆膵外科学分野)准教授

    【受講生へのメッセージ】
    災害・救急医療分野では、地域における救急医療・災害医療となるべき資質を、座学と実習を通じて習得する機会を提供します。日常の救急医療の延長として、急性期災害医療があることが理解できる構成となっています。医師のみならず看護師も講義担当することで、実践に応じた知識を深めることができます。自施設での問題点を話し合い、活発な意見交換をすることにより、今後、地域の基幹病院でリーダーとなるべきエキスパートメディカルスタッフを育成しています。

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  • 感染症医療コース

    標準予防策、感染経路別予防策を中心とした近代的な感染制御学に基づいた実践的知識・技術が実施でき、ICTの中心的構成員として第一線で活躍し、院内での教育・啓発活動も実践できるよう養成します。
    感染症医療コース受講者全員が、院内感染対策に関するupdateされたエビデンスを共通講義で修得し、現在の問題点を十分に理解し、ディスカッションを通じて内容を深めます。

    ■コースリーダー

    宮良 高維

    宮良 高維
    神戸大学医学部附属病院 感染制御部 特命教授 同 部長

    【受講生へのメッセージ】
    病院の利用者である患者さんも、そこで勤務する職員の皆さんも、病気を治すという病院の本来の機能とは全く逆に、院内で薬剤耐性菌を含む病原体に感染して別の病気を発症してしまうといったことは、当然避けなければならないことだと考えるでしょう。しかし、こういった医療施設内の感染防止は、病院に勤務する私たち全員の責務です。つまり、私達が医療施設内感染対策を学び、そして実践しなければなりません。 本研修プログラムでは、豊富な経験を持つ各職種の専門家と一緒に実地の感染対策を経験することで、「どうしたら、自分の勤務する施設の感染に関する安全面が向上するか?」という現場での課題に対処出来るスタッフの育成を目指しています。皆様にぜひ受講をお勧めします。

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  • 周産期医療コース

    産科医療に求められる普遍的理念である(1)母児の安全性確保、(2)妊産褥婦の安心と主体的な満足を実現できる医療サービスの提供、を県域全体の地域で実践するためには、産婦人科医師との協働がさらに推進されることが必要です。助産師が産科学ならびに助産学に関するより高度な知識と技量を習得すること、薬剤師が妊娠中ならびに授乳中の薬剤内服についてより高度な知識と技量を習得することを目標とします。

    ■コースリーダー

    出口 雅士

    出口 雅士
    神戸大学大学院医学研究科 外科学講座 産科婦人科学分野
    地域社会医学・健康科学講座 地域医療ネットワーク学分野 特命教授

    【受講生へのメッセージ】
    周産期医療コースでは、周産期医療における意義深い役割分担を実現するために、近年のチーム医療の考えに即した形で周産期医療を認識し実践することを目指しています。「ハイリスク妊娠管理エキスパート助産師育成コース」と「妊婦・授乳婦薬物治療エキスパート薬剤師育成コース」を設けており、神戸大学病院において研修を行います。助産師コースについては近年増加の一途をたどるハイリスク妊娠の管理について医師目線にたって学習を行い、また発達の目覚ましい超音波検査など胎児診断について実習を行うことにより、最新の周産期医療の考え方と技術の一端を身につける研修となっております。薬剤師コースは女性の晩婚化などに伴って合併症妊娠が増加していることから、合併症妊娠で問題となる薬物療法をの母児双方にとって安全かつ適切に実施するための専門的な学習と実習を行います。また、実際に合併症妊娠を管理している現場での実習を行い、合併症妊娠に対する産科医療の実際について理解することで、関連の医師と連携し、必要な妊婦・授乳婦カウンセリングを実施する知識と技術を身につける研修となっております。 定員は少数ですが、内容の濃いプログラムを組んでおります。奮ってのご応募をお待ちしております。

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  • 高齢者医療コース

    本邦の高齢者人口は総人口の21%を、また後期高齢者は総人口の10%を越え、超高齢社会となったが、健康寿命と平均寿命との間に約10歳の隔差が存在し、健康寿命を長く維持することが長寿社会において重要な課題となっています。
    この観点から高齢者医療コースでは、認知障害・在宅医療ケア・エキスパート・メディカルスタッフにおける人材を育成します。

    ■コースリーダー

    安田 尚史

    安田 尚史
    神戸大学大学院保健学研究科 パブリックヘルス領域 健康科学分野 教授
    神戸大学大学院医学研究科 総合内科学部門


    【受講生へのメッセージ】
    高齢化率は25%を超え、認知症患者は462万人と急増しているわが国では、この超高齢社会での高齢者対策は急務となっています。本コースでは、高齢者の特徴を理解し、総合的に評価し、包括的に治療、ケア、介護することの重要性を認識した上で、地域のリーダー的存在として高齢者医療の専門的知識や技能を実践し教育できるメディカルスタッフの育成を目標としています。高齢者医療に関心と意欲をお持ちの方のご応募をお待ちしております。

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  • がん医療コース

    現在も国内の死亡率の多数を占める「がん」は、あらゆる医療分野によって根絶のためのアプローチがなされています。
    がん医療コースでは、がん医療分野に従事するメディカルスタッフを、職種ごとに5つの育成コースを設けたうえで、より専門的な領域から育成することを目的とします。

    ■コースリーダー

    松岡 広

    松岡 広
    神戸大学大学院医学研究科 腫瘍・血液内科学分野 准教授

    【受講生へのメッセージ】
    今や癌は、日本人の二人に一人がなるcommon diseaseです。誰もが癌になり得る現代日本においては、癌医療の均てん化が急務です。特に、白血病など急速に進行する腫瘍の診断や長期間の抗癌剤治療などに関しては、患者の住居から近い範囲で完結できる地域医療の整備が求められています。そのような時代と地域の要請の中、最前線で働くメディカルスタッフの中には、自身のスキルや知識に今ひとつ自信が無く、悩みを抱えておられる方も居ることと思います。また、更なるレベルアップを目指すスタッフや病院も多いことと思います。このコースでは、そのようなスタッフのスキルアップと診療体制の充実を応援します。是非、ご参加下さい。

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  • 排泄医療コース

    当コースでは、主にコメディカルの方々を対象として、病院、施設および在宅において適切な排尿ケア(ストマケアも含む)を実践できる人材育成を目的としており、排尿に関する基礎知識の学習や、排尿ケアに必要な看護技術を実習することができます。また、定期的に、診療報酬「排尿自立指導料」の対象である排尿ケア講習会を当院にて開催し、日々、排尿ケアの普及に努めています。

    ■コースリーダー

    中野 雄造

    中野 雄造
    神戸大学大学院医学研究科 外科系講座 腎泌尿器科学分野 准教授

    【受講生へのメッセージ】
    「排泄」は人が生きていく上で欠かすことができない行為であり、高齢化がすすむ現代において、排泄の問題は、生活の質を障害する切実な問題であります。しかしながら、排泄ケアに関する知識や関心の不足などで、適切な排泄ケアが行われていないことが少なくない状況です。そこで排泄ケアに関する教育、排泄ケア専門コメディカルの養成および多職種の連携を目指して現在活動していますので、興味のある方は、是非とも講習等にご参加ください。

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