人生会議とは?

「人生会議」とは、アドバンス・ケア・ プランニング(Advance Care Planning)の愛称です。
アドバンス・ケア・プランニングとは、あなたの大切にしていることや望み、どのような医療やケアを望んでいるかについて、自ら考え、また、あなたの信頼する人たちと話し合うことを言います。

あなたの希望や価値観は、あなたの望む生活や医療・ケアを受けるためにとても重要な役割を果たします。

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。
命の危険が迫った状態になると約70%の方が、これからの医療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えたりすることができなくなるといわれています。
もしも、あなたがそのような状況になった時、家族などあなたの信頼できる人が「あなたなら、たぶん、こう考えるだろう」とあなたの気持ちを想像しながら、医療・ケアチームと医療やケアについて話合いをすることになります。
その場合にも、あなたの信頼できる人が、あなたの価値観や気持ちをよく知っていることが、重要な助けとなるのです。

全ての人が、人生会議をしなくてはならないというわけでは、決してありません。
あくまで、個人の主体的な行いによって考え、進めるものです。知りたくない、考えたくない方への十分な配慮が必要です。

一方で、人生会議を重ねることで、あなたが自分の気持ちを話せなくなった「もしものとき」には、あなたの心の声を伝えることができるかけがえのないものになり、そして また、あなたの大切な人の心のご負担を軽くするでしょう。

このような市民を対象とした調査結果があります

人生の最終段階における医療・療養に関する
家族等や医療介護関係者との話し合いの状況

詳しく話し合っている2.7%一応話し合っている36.8%話し合ったことはない55.1%無回答5.4%

家族等や医療介護関係者等とあらかじめ話し合い、
また繰り返し話し合うことについて

賛成である64.9%反対である2.2%わからない30.7%無回答2.3%

どのような医療・療養を受けたいか等を記載した書面を
あらかじめ作成しておくことについて

賛成である66.0%反対である2.1%わからない29.1%無回答2.9%

意思表示の書面作成状況

作成してる8.1%作成してない91.3%無回答0.6%

出典:平成29年度人生の最終段階における医療に関する意識調査(厚生労働省)

話し合いの重要性には多くの方が賛成していますが
実際に行動に移す方はまだまだ少ないのが現状です

人生会議をもっと知るために

これからの医療ケアについて
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ここでは、3つのステップを通して、人生会議(これからの医療やケアに関する話し合い)のお手伝いをさせていただきます。

実際にやってみましょう!