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専攻医募集

神戸大学脳神経外科教室案内

神戸大学脳神経外科学教室の教育目標は、地域社会に貢献できる一人前の医師養成および世界の脳神経外科をリードできる人材の育成です。教室の雰囲気は極めてオープンで、自由な意見が取り交わされています。我々の教室で、最大のそして今も脈々と受け継がれている誇りは『脳神経外科手術』です。手術に対する工夫や新しい術式を開発する情熱は我々の伝統であり、国際的に高い評価を受けています。教室内での研究の他、国内・国外留学も行い、また国内外からの講師を招いての講演や留学生の受け入れを通して広く交流し、教室員が希望を持ちながら研究・診療を行える体制です。

大学附属病院での診療実績はこちらに示しますように、年間400例程度の手術を行なっております。その多くの患者さまが、県外を含む他の脳神経外科施設からの紹介であり、より困難な脳神経外科疾患の治療センターとしての役割を果たしております。

また、脳神経外科学、神経科学、脳血管内治療、救急医療、リハビリテーション、地域医療など、神経疾患治療に対する様々な興味情熱を持った医師に、充実した臨床研修の場を提供します。外科医の基本である安全で高水準、患者様を良くする技術の伝授に始まり、中枢神経という人間の尊厳に関わる神聖な臓器を扱うにふさわしい人間性を備えた医師に成長していただくことを目標に掲げ、情熱ある医師の入局をお待ちしております。

現在の教室・関連訓練施設

教室創設45年を越え、教室も関連訓練施設も多くのスタッフが変わり、教室の世代交代・新陳代謝が行われつつあります。当基幹施設および兵庫県内を中心とする専門研修連携施設にて、年間手術症例総数(血管内手術を含む)は4000例を超えており、研修内容も多岐にわたり、将来の専門性を選択する上でも十分な体制を提供いたします。

関連訓練施設全体で、血管内治療の体制は、指導医5名、専門医13名であり、各病院で豊富な症例を経験できます。兵庫県立こども病院とは密接な連携関係にあり、後期研修の間に一定期間派遣され、西日本でも指折の小児脳神経外科の最先端医療を学ぶことが出来ます。また、新須磨病院では、一般脳神経外科診療に加え、脊髄脊椎疾患やガンマナイフ加療に関する診療に特色があります。

2004年の初期研修医制度導入以降、近年の後期研修医(卒後3年目以降)の受け入れ状況は、以下の通りです。

2017年(平成29年)卒4名(神戸大学 1名、神戸大学外 3名)
2016年(平成28年)卒2名(神戸大学 0名、神戸大学外 2名)
2015年(平成27年)卒3名(神戸大学 1名、神戸大学外 2名)
2014年(平成26年)卒5名(神戸大学 2名、神戸大学外 3名)
2013年(平成25年)卒2名(神戸大学 1名、神戸大学外 1名)
2012年(平成24年)卒1名(神戸大学 1名、神戸大学外 0名)
2011年(平成23年)卒7名(神戸大学 2名、神戸大学外 5名)
2010年(平成22年)卒1名(神戸大学 1名、神戸大学外 0名)
2009年(平成21年)卒0名(神戸大学 0名、神戸大学外 0名)
2008年(平成20年)卒3名(神戸大学 1名、神戸大学外 2名)
2007年(平成19年)卒6名(神戸大学 2名、神戸大学外 4名)
2006年(平成18年)卒0名(神戸大学 0名、神戸大学外 0名)
2005年(平成17年)卒2名(神戸大学 2名、神戸大学外 0名)
2004年(平成16年)卒5名(神戸大学 1名、神戸大学外 4名)

卒後3年目から脳神経外科専門医取得まで

神戸大学医学部附属病院あるいは関連訓練施設にて、卒後3年目から脳神経外科専門医を取得するまで研修を積みます。神戸大学医学部附属病院には「専攻医」として採用されます。採用条件処遇については当該年度の病院基準に則ります。

実際の研修では、それぞれの専門性を有した教員(主治医)の指導のもと、担当医と共に症例を担当し、臨床実地にて学習します。大学附属病院以外でも、地域の第一線医療、三次救急医療、脳血管障害専門医療、小児神経疾患、脊髄脊椎疾患、脳腫瘍の集約的治療などの特色ある治療を行なっている関連訓練施設を、専門医取得までに複数ヵ所ローテーションします。この際、神戸大学卒後研修センターの専門医養成プログラムに登録していただきます。ローテーション先については、個人の特性と希望を教室と相談の上、定期的に検討します。

脳神経外科専門医は、卒後7年目以降に受験して取得します。受験の時期は臨床トレーニングの習得状況や、大学院博士課程の進捗状況により前後します。神戸大学では、専門医受験に際し勉強会などを開催し、例年高い合格率をあげています。過去3年間の専門医試験初回合格率は平均90%です。

大学院博士過程および医学博士号取得について

ある程度脳神経外科医としての臨床研修が進んだ時点で、希望者は大学院博士過程に入学できます。多くのケースでは、大学院期間中の4年間の内、約2年間を基礎研究に、残り2年間を臨床研究に従事し、卒業時点で博士号を取得することを目標としています。また、大学院に入学せずに研究員として関連施設において所定の期間、日々の診療行為と併行して臨床研究に従事し、博士号を取得することも可能です。

専門医取得後のトレーニング

脳神経外科専門医取得後は、subspecialtyの獲得を推奨します。期待される分野としては、脳腫瘍・頭蓋底疾患の治療・手術、脳血管内治療の専門医、脳卒中専門医、重症頭部外傷診療、神経内視鏡技術認定医、脊髄脊椎外科、機能的神経外科、小児脳神経外科などの技術習得・資格取得です。これらのsubspecialty獲得のため、短期間・長期の国内ないしは海外留学なども勧めています。

これまでの国内留学(短期・長期)としては、大阪大学、慶應義塾大学、東京女子医科大学、日本大学、獨協医科大学、千葉大学、熊本大学、理化学研究所、先端医療センター、秋田県立脳血管研究センター、神戸大学バイオシグナルセンターなどがあります。

また、海外での臨床・基礎研究のための留学実績としては、米国のミネソタ大学(The University of Minnesota)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles; UCLA)、ジョージワシントン大学(The George Washington University; GWU)、マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)や、ドイツのエアランゲン・ニュルンベルク大学(Friedrich-Alexander Universität Erlangen- Nürnberg; FAU)、フライブルグ大学(Albert-Ludwigs-Universität Freiburg)、チュービンゲン大学(Eberhard-Karls-Universität Tübingen)などがあります。

平時の臨床知見や研究成果については、国内外の様々な学会や論文・雑誌にて、発表・報告を行ない、情報発信を継続しております。

研修や研究など、ご希望の方は、遠慮なくご連絡ください。見学も歓迎します。
なお、採用については、面談の上、決定いたします。

お問い合わせ先

〒650-0017
神戸市中央区楠町7丁目5番1号
神戸大学大学院医学研究科 
外科系講座 脳神経外科学分野
TEL: (078) 382-5966 、FAX: (078) 382-5979

  • 診療科長補佐 甲田将章 
  • 教授兼診療科長 甲村英二