当科の特徴

 神戸大学医学部附属病院は兵庫県の中心地である神戸市の中心に位置し、兵庫県南東部の地域拠点病院の一つであり、地域に根差したこどもの医療を行っています。当大学の小児外科では小児科、産婦人科と密に連携を取りながら診療を行っております。

当科の手術について

①こどもとご家族の苦痛や負担の軽減に努めます
手術治療は、こどもとご家族に対して精神的・身体的痛みが伴います。小児科医・麻酔科医と連携をとり、出来るだけお子様の負担が軽減されるように、処置の仕方や痛み止めの方法について一人ひとりに応じた対応を心掛けています。

②設備が充実しており最新の医療が受けられます
最新の内視鏡治療や胸腔鏡・腹腔鏡手術および低侵襲手術に取り組んでおります。また、小児に対するロボット支援下手術も行っています。

③小児呼吸器外科疾患(気道疾患)に精通しています
声門下腔狭窄症などの気道疾患や肺疾患について、関西地方に加えて中部・中国・四国・九州地方など広い範囲の大学病院・小児病院からご相談いただき治療に当たっております。

④小さな傷、目立ちにくい傷にこだわります
手術の傷が消えることはありません。なるべく傷が小さくかつ目立たなくなるように手術に臨んでいます。

⑤長期間のフォローアップを重視し、キャリーオーバー児を積極的に受け入れています
こどもの手術は術後に長年にわたってのケアを必要とすることが大切ですが、15歳以上になると学童期・青年期・成人期特有の疾患についても考えていかなければなりません。当科では成人診療科と連携を取りながら、この問題点について取り組んでおります。

⑥小児在宅医療を支援しています
地域の医療機関と密に連携をとって、在宅医療に対して積極的に介入しています。