医局からのお知らせ

  • 2023.09.03
  • お知らせ
  • 【研究成果】稲田雅美らの症例報告が日本救命医療学会雑誌に掲載されました

  • 稲田 雅美, 大野 雄康 *, 山田 勇, 小谷 穣治. 大動脈内バルーン遮断と経カテーテル動脈塞栓術を併用し蘇生に成功した右胃大網動脈瘤破裂の一例.日救命医療会誌. 2023;37:41-47.
    *corresponding author

    胃大網動脈瘤は腹部内臓動脈瘤の中でも,最も稀なタイプです.その希少さゆえ,胃大網動脈瘤破裂のマネージメントは確立していませんでした。今回当科の稲田 雅美らは、大動脈内バルーン遮断 (REBOA) と経カテーテル動脈塞栓術を併用し、救命に成功した重症右胃大網動脈瘤破裂症例を報告しました。REBOAは主に重症骨盤/ 腹部外傷に対して有用性が指摘されてきましたが、内因性疾患に対する報告は少ない状況でした。今回の症例は、内因性腹部内臓動脈瘤破裂の蘇生にもREBOAは積極的に考慮すべきであることを例示します。重要な一例と考え、ここに紹介させていただきます。

    この論文の全文には以下からアクセスできます:
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsccm/37/0/37_41/_article/-char/ja/

    inada2023-09-03 170811.png


> リストページへ