医局からのお知らせ

  • 2023.10.08
  • お知らせ
  • 藤浪好寿らの論文が、2023年日本蘇生学会「優秀論文賞」を授賞しました

  • 藤浪好寿, 杉山隼, 佐藤圭路, 切田学, 井上茂亮, 小谷穣治: 外因傷病者において救急救命士による病院前静脈路確保と現場滞在時間の延長は 関連しない. 蘇生 2023, 42:16-19.

    藤浪好寿 (加古川中央市民病院救急科に出向)らの論文が、2023年日本蘇生学会「優秀論文賞」を授賞しました。
    ショック傷病者にたいする救急救命士の静脈路確保および輸液は、近年重要性が増しています。上記の論文で、藤浪らは病院前ショック輸液の静脈路確保成功率と現場滞在時間を神戸市のデータベースを用いて検証しました。
    静脈路確保成功率は内因性疾患70% vs外因性疾患 50%で、外因性疾患で高く、静脈路確保と現場滞在時間延長との関連性はありませんでした。

    データ取得、解析をもとに緻密な考察がなされており、そのような研究姿勢が評価されました。授賞まことにおめでとうございます。

    論文には以下のリンクからアクセスできます:

    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjreanimatology/42/1/42_16/_article/-char/ja/

    fujinamisosei.png

    sosei2.JPG


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