医局からのお知らせ

  • 2022.08.22
  • お知らせ
  • 【研究成果】大野 雄康らの症例報告がOxford Medical Case Reports (2022) に掲載されました

  • Ono Y, Nakanishi N, Yamada I, Kotani J. Oropharyngeal pleomorphic adenoma causing complete airway obstruction and cardiopulmonary arrest. Oxford Medical Case Reports. 2022; 8: omac083. https://doi.org/10.1093/omcr/omac083.

    多形腺腫は、大部分が唾液腺に由来する良性腫瘍です。多形腺腫により、完全な気道狭窄が起きる事は極めてまれです。今回当科の大野らは、口蓋に発生した巨大な多形腺腫が原因で、完全な気道狭窄と心肺停止をきたした貴重な症例を報告しました。直視型喉頭鏡で喉頭展開を行い気管挿管を試みましたが、腺腫が視野を完全にふさいでしまい困難でした。この問題は、間接視ができるビデオ喉頭鏡を使うことで解決しました。今後の診療資料になる重要な報告と考え、ここに紹介させていただきます。

    本症例報告の全文は、以下のリンクからご覧になれます:
    https://academic.oup.com/omcr/article/2022/8/omac083/6671124

    ono220820.JPG


> リストページへ