医局からのお知らせ

  • 2020.07.16
  • お知らせ
  • 【研究成果】安藤 維洋の学位論文がKobe J. Med. Sci (2020)に掲載されました

  • Ando Y, et al. Intravenous Immunoglobulin G Modulates the Expression of Sepsis-Induced Coagulopathy Factors and Increases Serum IgM Levels: A Prospective, Single-Center Intervention Study. Kobe J. Med. Sci.2020;66:E32-E39.

    敗血症は集中治療室 (ICU) における主な死因であり、現代社会において、非常に大きな問題になっています。当科の安藤 維洋らの研究グループは、敗血症における免疫グロブリンG (IgG) 治療の効果を詳細に検討しました。6年間の観察期間中に大学病院ICUで治療を受けた敗血症患者70例のうち、IgG投与を受けた38例は、急性期の免疫グロブリンMの濃度が上昇し、血液凝固機能が有意に改善していました。
    本論文は、敗血症誘発性の血液凝固異常症の病態理解を進め、その治療について有用な示唆を与える重要な成果と考えられます。

    本研究の全文は、以下のリンクからご覧になれます:
    https://www.med.kobe-u.ac.jp/journal/contents/66/E32.pdf

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