医局からのお知らせ

  • 2024.07.28
  • お知らせ
  • 【研究成果】大野 雄康らのCase imageがAcute Med Surgに掲載されました

  • Ono Y, Shinohara K, Ishida T, Yamada I, Kotani J. Migration of a pericardial drainage catheter into the right main pulmonary artery. Acute Med Surg. 2024;11:e968. doi: 10.1002/ams2.968.

    心嚢ドレナージは心タンポナーデの解除に必要な、救命救急医が習熟すべき重要な救命処置です。エコーガイドが心嚢ドレナージの標準手技ですが、たとえエコーガイド下であっても、意図しない場所への迷入等、重大な合併症を引き起こす可能性があります。今回当科の大野 雄康らは、Stanford type A大動脈解離術後に発生した心タンポナーデ症例において、エコーガイドで心嚢ドレナージを行うも、ドレナージチューブが右肺動脈へ心嚢ドレーンが迷入した症例を報告しました。本imageは、心嚢ドレナージの合併症を想起させ、注意喚起手助けになるでしょう。臨床医にとって貴重な診療資料になることが期待され、ここに紹介させていただきます。

    論文の本文には以下のリンクからアクセスできます:


    https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ams2.968migration.png


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