医局からのお知らせ

  • 2020.05.07
  • お知らせ
  • 【研究成果】大野 雄康らの研究成果が BMC Emerg Med (2020)に掲載されました

  • Ono Y, Shinohara K, Shimada J, Inoue S, Kotani J. Lower maximum forces on oral structures when using gum-elastic bougie than when using endotracheal tube and stylet during both direct and indirect laryngoscopy by novices: a crossover study using a high-fidelity simulator. BMC Emerg Med 20, 34 (2020). https://doi.org/10.1186/s12873-020-00328-9

    気管挿管は救急外来における、最も重要な救命処置のひとつです。しかし喉頭展開時に口腔組織に加わる圧は、歯牙損傷などの多くの合併症を引き起こします。

    当科の大野 雄康 特定助教らの研究チームは、高機能シミュレータを用いた前向きクロスオーバー試験を行い、ガムエラスティックブジー (気管挿管補助具)の使用が、気管挿管初心者において、喉頭展開時に舌および切歯に加わる圧を減弱させることを示しました。

    救急外来は気管挿管教育の重要な場でもあります。本研究はより安全な気道管理を行うための基礎資料になることが期待されます。

    研究の全文は以下のリンクからご覧になれます:
    https://bmcemergmed.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12873-020-00328-9

    キャプチャ_200507.PNG


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