医局からのお知らせ

  • 2022.01.11
  • お知らせ
  • 【研究成果】藤浪 好寿らの症例報告が日本集中治療医学会雑誌(2022) に掲載されました

  • 藤浪 好寿, 松本 あい, 中田 一弥, 小谷 穣治, 切田 学. 救急搬送後に気管挿管・人工呼吸器管理となり,抜管困難となったことを契機に診断された神経難病の2例. 日本集中治療医学会雑誌. 2022年29巻1号 p27-31

    筋萎縮性側索硬化症や重症筋無力症に代表される神経難病は、時に未診断の状態で救急搬送されることがあり、救急医や集中治療医が治療に当たることがあります。

    今回当科の藤浪らは、救急搬送後に気管挿管・人工呼吸器管理となり,抜管困難となったことを契機に診断された神経難病の2症例を日本集中治療医学会雑誌に報告しました。

    藤浪らは人工呼吸から離脱が困難であった80代男性と70代女性を、詳細な問診/身体診察および緻密な検査を積み重ねることにより、それぞれ筋萎縮性側索硬化症、ならにび重症筋無力症と正しく診断し、適切な治療介入につなげました。

    神経難病は有病率が上昇しており、非専門家がこれらの疾患群に遭遇する機会も増えています。今回の報告は集中治療従事者を大いに啓もうし、有益な診療資料になることが期待されます。

    この症例の全文は、以下のリンクからご覧になれます:
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicm/29/1/29_29_27/_pdf/-char/ja

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