医局からのお知らせ

  • 2021.07.05
  • 医局説明会
  • 第2回 神戸救急・集中治療セミナー&説明会

  • 日時:2021年7月23日 金曜日 18:00~19:00
    方法:Zoom 開催
    対象:初期研修医、後期研修医、医学生、すでに専門医として活躍されている医師、大学院に行きたい、研究してみたいという先生、興味のある先生ならどなたでもOK!

    内容
    1) ご挨拶(小谷教授)
    まずは小谷教授がご挨拶をして下さいます。

    1) 急性期における筋萎縮(中西先生)
    急性期は筋萎縮との戦いです。重症な患者さんは日々約2%の筋肉が萎縮していきます。筋萎縮の原因、評価、治療、最新の研究など20分でお話します。筋萎縮を予防しましょう!

    2) PICS:集中治療症候群(井上先生)
    みなさんPICSを御存知でしょうか?Post Intensive Care Syndromeの略で日本語では集中治療後症候群といいます。集中治療室で命が助かっても全ての患者さんが社会復帰できている分けではありません。どのようにすれば集中治療症候群を予防して、患者さんがもう一度社会に復帰できるようになるのでしょうか。日本集中治療医学会PICS委員会の委員長である井上先生がPICSについて講演をしてくれます。

    3) 後期研修座談会 「神戸大学救命救急センターの魅力について」
    神戸大学の災害救急医学分野はどんなところ?神戸での後期研修って楽しいの?神戸大学救命救急センターでの後期研修プログラムを中心にお話します。実際の後期研修医の生の声も聞けます。

    4) Q&A
    なんでも聞いて下さい!全ての質問にお答えしますよー。

    参加して頂ける方は医局秘書まで御連絡下さい。kobeqq@med.kobe-u.ac.jp
    後日zoom addressをお送りします。


    ちなみに神戸大学災害・救急医学分野の研修はこんな感じです。

    <スタッフ>
    現在救命救急センターには、16名のスタッフが在籍しています。救急科専門医が8名在籍しており、うち2名は救急指導医です。さらに外科専門医、麻酔科専門医、循環器内科専門医、神経内科専門医、整形外科専門医などが在籍しており、各専門の先生がセンターに揃っていて、なんでも相談しやすい環境です。さらに、専攻医プログラムで連携・関連病院になっている県内外の公的基幹病院にも多くのスタッフを派遣しています。

    〈取得可能な資格〉
    救急指導医、救急科専門医、集中治療専門医などが取得可能です。
    とくに当施設は昨年救急科指導医指定施設として認定されました。これから指導医を目指す救急専門医の先生方も広く募集しています。

    <QOL>
    神戸市にはハーバーランド、異人館、南京町(中華街)、三宮センター街など魅力的な場所所が多数あります。神戸大学災害・救急医学分野では神戸を満喫するのに十分すぎる収入や時間があります(十分すぎるので詳細はセミナーで)。外勤の回数も必要に応じて調整可能です。勤務は交代制ですので日勤は17時頃、当直明けは9時半頃に帰ることができます。当直は月4~5回です。オシャレな神戸の街を満喫するには十分な条件です。

    <臨床>
    主に神戸市内の2次、3次救急を担っております。年間救急搬送件数は約3000件ですが、入院率が9割で、非常に緊急度の高い重症患者が数多く搬送されます。症例は内因性疾患から外傷、救急特殊疾患などバラエティに富み、豊富な症例を学ぶことができます。また他の診療科との連携も良好で、診療科と協力して全ての救急疾患に対応しております。
    さらに当救命救急センターでは、プレホスピタルから集中治療まで幅広く学ぶことができます。兵庫県防災ヘリも共同運航で週2回神戸大学が担当しており、ドクターカーも準備中です。専攻医の方も関連施設にてドクターヘリ・ドクターカー診療を学ぶこともできます。
    また救急専用のICUも運営しており、初療から集中治療までシームレスに学ぶことができます。集中治療では栄養・リハビリなど集中治療後症候群を防ぐために質の高い管理を提供しております。DMATなどの災害医療にも力を入れており、専攻医の方にも積極的に参加してもらっています。また大学のみでなく兵庫県内の関連病院との連携も良好です。専攻医プログラムには兵庫県内の基幹病院での研修が可能です。また外勤先として、神戸市内外の救急センターでの研修が可能で、多種多様な症例を数多く研修できます。

    <教育>
    初期研修医・専攻医教育に力を入れています。若手・中堅の先生も多く在籍しており、ちょっとした困ったことでも相談しやすい環境です。毎日のカンファレンスはもちろんのこと、カンファレンス前に毎日10分間モーニングレクチャーを行っており、臨床に役立つ知識を日々学ぶことができます。現在は対面とWebのハイブリッドカンファレンスシステムを行っており、どこからでもアクセス可能です。また学会発表の指導や救急手技実習などのオフザジョブトレーニングも適宜行っています。

    <研究>
    「研究といえば、神戸大学救急」。臨床研究から基礎研究を幅広く行っている、国内の救急医学講座で最もアクティビティーが高い教室の1つです。主には敗血症、熱傷、栄養、集中治療後症候群予防にむけた基礎・臨床研究に力をいれております。基礎研究としてはマウス敗血症モデル、集中治療後症候群モデル、熱傷モデルなどを用いて、重症病態後の脳機能障害・筋萎縮・身体機能障害のメカニズム解明とそれに基づいた新たな治療法の探索に努めております。その他にも大規模臨床データを用いたデータ解析や臨床でのリハビリ・栄養に関する研究なども行っており、多くの学会賞(アワード)を受賞しています。ます。現在大学院生も4人在籍しており、臨床を行いながら好きなテーマで学位取得も可能です。研究環境は整っており、週1回のラボカンファとメンタリングがあり、何でも相談できます。救急に興味のある人には非常に魅力的な環境だと思います。

    <留学>
    海外への研究留学も可能です。海外研究留学経験者がたくさんおり、世界各地の研究室に留学しております。留学に関しても積極的に支援しております。


    神戸大学は全国各地から専攻医が集まり、出身地も関係なく楽しく学べます。
    神戸大学災害・救急医学分野でお待ちしております。
    見学や勤務のご相談は医局秘書まで御連絡下さい。kobeqq@med.kobe-u.ac.jp

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