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教授あいさつ

曽良 一郎 神戸大学精神科は60年以上の歴史を持ち、我が国有数の伝統を有する精神医学教室です。当教室では先代教授が専門とする児童精神医学、精神病理学、認知症研究の伝統が引き継がれています。私は東北大学の精神・神経生物学分野の教授を10年間、勤めた後に平成25年度より第五代教授として着任しました。
 関連の精神神経科の医療機関は、県立光風病院、神戸市立中央市民病院などの兵庫県を中心とする公立・私立の基幹病院をはじめ、民間の単科精神病院、精神科クリニックなどが含まれます。これらの医療機関に勤められる同門の方々は約500名にのぼります。
 昨今の精神医学・医療に対する要望は多様化しており、ストレス障害、社会の高齢化による認知症の増加、中・高齢者における自殺の増加、さらには、ひきこもり・摂食障害など児童思春期の精神疾患などいずれも大きな社会問題となっています。当科の診療体制は統合失調症や気分障害はもとより、児童から高齢者まで、さらには急性期治療から慢性期の就労支援まで幅広い精神疾患を対象としています。
 精神医学領域では、脳科学・神経科学の成果が臨床にフィードバックされ、新しい知見の臨床応用が可能な状況になってきております。当教室では脳機能画像や精神薬理学を適切に精神科臨床に還流できる神経科学のリテラシーが得られる研修カリキュラムを準備しています。若手医師を神経科学のリテラシーと患者と家族を幅広い視点で支援できる社会性を兼ね備えた精神科専門医として育て、精神医療の発展に寄与する人材を育成したいと願っております。