大学院案内

大学院生(卒業生・現役生)からのメッセージ

2015年度入学 A氏

私は初期研修修了後、医局には属さず、公立病院や私立精神科単科病院で勤務していました。昔から研究に興味があったため、神戸大学の大学院に入学しました。
患者さんの血液を使った研究からマウスの細胞を用いた研究まで、できる内容は幅広く、充実した日々を送っています。
また、院生も多数在籍しており、互いに切磋琢磨しながら研究ができる環境です。指導体制も充実しており、日々の実験の悩みや英語論文執筆など丁寧に指導していただいています。
大学院に興味がある方は是非一度見学にきてください。

2017年度入学 B氏

私は精神科に入局し、関連病院での後期研修を終えたあともしばらく臨床をしていましたが、自己流になっていってしまっているような不安も感じ、基礎医学的な知識などを再度勉強したいと思い、それには実際に研究をしてみるのが良いと考えて入学を決心しました。いささか不純な動機かも知れず、具体的な研究イメージもしっかりとは描けずに入学してしまいましたが、大学院生の先輩や教官の先生方も特に気に留めることもなく時に厳しく時に優しく指導していただいて研究生活を送っております。

2020年度入学 C氏

私は精神科一般臨床での経験を積んだ後、精神疾患患者の血液や死後脳試料を用いた遺伝子研究、さらにマウス由来の神経前駆細胞やアストロサイトを用いた基礎研究に取り組みました。また、心理検査アンケートを活用した横断的研究や、過去の健康情報を基にした観察研究、薬物治療介入を伴う臨床研究など、大学院の4年間で幅広い研究活動を行うことができました。大学院に進学した理由は、臨床業務の忙しさから少し距離を置きたいという思いがきっかけでした。正直なところ、当初は「大学院生ならスローライフを送れるのではないか」という軽い動機でした。しかし、与えられた課題に取り組む中で、研究に必要なスキルが自然と身につき、次第に研究の面白さや意義を実感するようになりました。今では、研究に没頭し、これからも続けたいと思うほどに魅力を感じています。研究に興味がある方や大学院進学を検討されている方は、ぜひ一度見学にお越しください。たとえ現時点で研究に自信がなくても、必要なスキルは研究をしながら身につけることができますので、心配はいりません。 皆様の積極的なご参加をお待ちしております(^_-)-☆

2022年度入学 D氏

臨床に従事する中で上手く行かない事が増え「自分は正しいことをやっているのだろうか」という悩みに何度も直面していた私は精神科医6年目の時に大学院に進学しました。臨床医学を中心に、遺伝学、分子学、細胞生理学、統計学というこれまで触れる機会の少なかったいくつもの分野の存在を改めて実感し、患者さんの脳の中でこんなことが起こっているのかもしれないと臨床への見方も大きく変わり、教科書に載っていないような最新の知見が自然と身近な存在になりました。結果として今までよりも臨床への意欲が向上しました。特に自殺に関する研究や、いくつもの基礎分野との連携は神戸大学精神医学分野の強みだと思います。臨床研究を始めとして、患者さんのサンプルを用いた遺伝子学・分子学的研究、マウスなど動物モデルを用いた研究など、入学される方々の希望になるべく沿った体制を構築できると考えられます。是非一度見学にいらしてください。

2023年度入学 E氏

私は基礎的な研究に興味があり入学しました。実験の進め方や論文執筆などについて丁寧に教えていただき、安心して研究を進められる環境です。大学院生は多数おり、それぞれ基礎的な研究から臨床的なテーマまで幅広く取り組んであり、互いに協力したり情報交換しながら和気あいあいと大学院生生活を送っています。