よいとこ健診とは

よいとこ健診とは

1.正式名称

加点式健康診断(通称;「よいとこ健診」)

※加点式健康診断(よいとこ健診)で使用する「よいとこ健診票」は神戸大学医学研究科・地域医療教育学部門が設計しました。
※「加点式健康診断(よいとこ健診)事業」は「『夢前花街道事業』と『加点式健診事業』の連携による地域活性化実践研究」
(2018年10月~2021年3月)として日本生命財団からの助成金で実施されました。
※神戸大学経済学研究科、医学研究科(地域医療教育学部門)、甲南女子大学(医療栄養学部、人間科学部)、兵庫教育大学、立命館大学の研究者が参加しています。(共同研究者一覧

2.「よいとこ健診」の検査項目

〈基本メニュー〉

  1. 「よいとこ健診票」の自己記入
  2. In-Body(体組成テスト)
  3. Timed Up&Go(歩行テスト)
  4. 口腔機能テスト(水飲みテスト&パタカテスト)
  5. よいところの振り返り(フィードバック)

〈オプションメニュー〉

  • ・BDHQ(食事栄養テスト)
  • ・ファイブ・コグ(認知機能テスト)

※BDHQの結果は、後日返却となります。

3.よいとこ健診の目的

「健康に良い習慣・努力」を「発見して、ほめてもらう体験」

  • (1)健康づくりへのモチベーションアップとフレイル予防(介護予防)
    「よいとこ健診」の主旨は、高齢者の方を対象として、日常生活の中で「健康によい習慣、取り組み」を「見つけて」「ほめる」ことです。高齢者の方々は、日常生活の中でこれまでできていたことが次第にできなくなり、ご自身の健康に自信を持てなくなることが危惧されます。従来の、健康上の「よくないところ」を発見する「減点方式」の健診では、高齢者の健康に対するモチベーションを向上させるには不十分です。また、健診を受けるインセンティブが少ないことも問題点としてあげられます。
    よいとこ健診を受診される方には、「ほめられる体験」を通じて、日常生活の何気ない行動の中の「健康によいところ」を見つめ直す機会になり、日々の健康に対するモチベーションの向上につながると期待されています。これによって、フレイル予防を意識した「生活習慣の改善」も期待されます。
  • (2)家族・地域の社会関係を育むこと
    一般的な健診には含まれていない、「家族やご近所の人付き合い」「地域活動への参加」などの設問から、受診者の社会的な活動、社会的関係を育むことの大切さを実感していただける内容になっています。また、よいところの振り返りを大学生と共に行っていただいており、若い世代との交流の場となっております。将来的には、高校生など地域の若い世代と共によいところの振り返りを行うことで、地域の社会関係が育まれることも期待されます。
  • (3)高齢者健診受診率の引き上げ
    よいとこ健診は、従来の健診を否定し、代替するものではありません。あくまでも、従来の健診を補完して、高齢者の方々の健康状態を改善させることを目的としております。いわば、車の両輪のような存在です。そのため、よいとこ健診を受診された方々には、従来の高齢者健診も併せて受診していただくようお勧めし、地域の健診受診率向上につながることを期待しています。

4.「よいとこ健診」の特徴

  • (1)医師免許を必要としない健診
    よいとこ健診では、ご自身での「よいとこ健診票の記入」「歩行テスト」「口腔機能テスト」を実施しています。これらは、すでに広く一般的に使用されているものを活用して、「高齢者総合機能評価」および「フレイル予防」の観点から作成されています。 これらの検査の実施には、医師免許は必要ありません。「誰でも」「どこでも」多様な主体による実施が期待できます。これまでの「よいとこ健診」では、さまざまな学部の大学生が記入・検査補助やよいところの振り返り(フィードバック)を担当しており、受診者からは、「若者と交流できて楽しかった」との評価を頂いています。
  • (2)産学官・“地域”の連携
    上記の大学だけではなく、「(株)香寺ハーブガーデン」をはじめとする民間企業や、夢前包括支援センター、姫路市中央保健センターも参画しており、産学官連携によって、事業を進めています。そして、この事業の要として連合自治会、老人会といった地域組織のご協力を得ることによって、「よいとこ健診」を実施することができています。
    全国展開を視野に入れて、地域組織との関係性構築が「よいとこ健診」実施にとっていかに重要か、を今後の研究にて明らかにしていきます。
  • (3)ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)の活用
    「よいとこ健診」独自の入力フォームを開発したことによって、健診結果を即日返却することが可能となりました(食事栄養調査を除く)。ご自身の健康について目に見える結果をその場で得られることで、生活習慣改善に対するより大きな効果が期待されます。
    また、入力フォームやビデオ会議システムを活用し、「オンラインよいとこ健診」を2度実施しました。これにより、離れた場所からでもよいところの振り返り(遠隔フィードバック)ができるようになり、現地スタッフの数を最小限に抑えることが可能となりました。ICTの活用によって、感染症対策だけではなく、遠方でのよいとこ健診の実施等、新たな可能性が広がりました。

健診の様子

項目①「よいとこ健診票」の記入

項目② In-body(体組成計)

項目③ 歩行テスト

項目④ 口腔機能テスト

ファイブコグ

食事栄養調査

項目⑤ フィードバック

項目⑥ フィードバック

開催実績

<対面開催>

第1回よいとこ健診
日時:2018年12月16日
場所:雪彦荘(姫路市夢前町山之内)
受診者数:30名

第2回よいとこ健診
日時:2019年3月16日
場所:雪彦荘(姫路市夢前町山之内)
受診者数:26名
健診の様子はこちら

第3回よいとこ健診
日時:2019年6月16日
場所:雪彦荘(姫路市夢前町山之内)
受診者数:12名
健診の様子はこちら

健康フェスタ(第4回よいとこ健診)
日時:2019年9月16日
場所:旧山之内小学校(姫路市夢前町山之内)
受診者数:40名

<オンライン開催>

第1回オンラインよいとこ健診
日時:2020年9月30日
場所:前之庄公民館(姫路市夢前町前之庄)
受診者数:23名

第2回オンラインよいとこ健診
日時:2019年3月16日
場所:前之庄公民館(姫路市夢前町前之庄)
受診者数:35名
健診の様子はこちら

よいとこ健診企画学生募集のお知らせ

よいとこ健診とは高齢者の健康的なところ(よいとこ)を、ほめて、ほめて、ほめちぎることにより、高齢者の健康に対するモチベーションを上げ、健康に過ごしていただこう、という取り組みになります。活動を通じて地域を健康にしたい!と集まり、企画・運営している学生が「よいとこstudents」です!

興味のある方はこちらのURLから参加フォームへの記入をお願いします。質問や気になる事がありましたらこちらの参加フォームの方からご連絡下さい。

【よいとこ健診企画学生募集フォーム】

参加フォーム

【よいとこ健診紹介動画】

支援・関連団体

支援団体:日本生命財団
参加・協力団体:夢前包括支援センター、姫路市中央保健センター・安冨分室

お問い合わせ先

<検査項目について>

神戸大学地域医療教育学部門
部門長/特命教授 岡山 雅信
e-mail: dcme[a]medkobe-u.ac.jp

<よいとこ健診全般について>

神戸大学社会システムイノベーションセンター
副センター長/教授 藤岡 秀英
e-mail: fujioka[a]econ.kobe-u.ac.jp

※[a]を@に変換してご送信下さい。

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