Department部門紹介

医学教育学部門長
小林 成美特命教授 メッセージ

河野 成美

こんにちは。医学教育推進センター医学教育学部門の小林成美です。
神戸大学医学部医学科で設定された「卒業時に身につけておくべき能力(コンピテンスⅠ~Ⅶ)」に基づき、医学科の教育カリキュラムを統括、改革していくのが、医学教育学部門の役目です。
令和4年度改訂版の医学教育モデル・コア・カリキュラム(コアカリ)では冒頭に「第1章 医師として求められる基本的な資質・能力」が掲載されており、将来、医師になる者に対して、知識や技能のみならず、総合的な「人間力」を求めています。
現代の医学教育ではこれらの資質・能力を、受け身の座学講義だけでなく、基礎医学実習、早期臨床実習、診療参加型臨床実習やグループ・ディスカッションなどの双方向性、能動的な教育機会を通じて、社会と交流、対話し深めてゆくことが重要とされています。さらに、関わった人々からのフィードバックや評価をもとに内省のプロセスを繰り返し行っていくことで、医師にふさわしい能力が磨かれます。
私たち医学教育学部門も多くのフィードバックを得て、学生・教員のみならず、広く医学教育に関わる方々と共に、より良い医学教育カリキュラムを作っていきたいと思います。