平成20年度 神戸大学 グローバルCOEプログラム

次世代シグナル伝達医学の教育研究国際拠点
−基礎・臨床医学実質融合によるClinician-Scientistの育成−

Global Center of Excellence for Education and Research on Signal Transduction Medicine in the Coming Generation − Bringing up clinician-scientists in the alliance between basic and clinical medicine −
拠点リーダー挨拶
  拠点リーダー  東 健

神戸大学医学部は、平成20年度グローバルCOEプログラム(医学系)に採択されま した。本プログラムは、がん、代謝疾患、感染症、神経・筋疾患を対象とした次世代 シグナル伝達医学の教育研究国際拠点-基礎・臨床医学実質融合によるClinician- Scientistの育成-を目標に掲げています。グローバルCOEプログラムは、その前身である 21世紀COEプログラムと同様に、国の「国公私立大学を通じた大学教育改革支援プログラム」 の一環として分類されているものです。研究中心であった21世紀COEプログラムに比較 すると、グローバルCOEプログラムは若手研究者育成(大学院教育改革、若手研究者独立 支援)が特に重要視されています。 そこで、本拠点では、若手研究者育成を目指し、大学院教育においては英文リサー チ・プロポーザルの審査による選抜、自主的研究費の支給と経済的支援及びアドバイ スと教育を行う「Clinician-scientist・医学研究者リーダー育成コース」、ならびに、 若手研究者独立支援においては、従来型ポスドク制度に加え、トラックAコース (研究面での完全な独立を保障し、3又は5年後に評価を経てテニュアポスト(准教授) へ移行するテニュアトラック)とトラックBコース(中間のインキュベーション期間) といった3つの若手支援プログラムを行うことにいたしました。また、創造性と国際 活動能力を持つ世界トップレベルの若手研究者を育成するために、拠点の研究レベル が世界最高水準であり、しかも、若手研究者が拠点のシニア研究者との「知の相互作用」 を通じて創造性を最大限に発揮できる研究基盤と環境を構築することが、何よりも強く求 められます。本拠点では、平成19年度グローバルCOE(生命科学)に採択された「統合 的膜生物学の国際教育研究拠点」と連携し、「シグナル伝達医学」をキーワードに、がん、 代謝疾患、感染症、神経・筋疾患などに関わる臨床及び基礎医学分野での世界トップレベル の研究者が多数集結して異分野融合型の有機的連携を図り、次世代のリーダーとなりえる Clinician-Scientistの育成を目指します。基礎医学と臨床医学の垣根をとりはらった、 自由発想に基づく創造的研究によりシグナル伝達病の核心メカニズムの解明、並びに 革新的医療戦略を構築するために、優秀な人材の参集を心から歓迎いたします。

                        

Google




































Copyright© ◆平成20年度 神戸大学 グローバルCOEプログラム All rights reserved.