平成20年度 神戸大学 グローバルCOEプログラム

次世代シグナル伝達医学の教育研究国際拠点
−基礎・臨床医学実質融合によるClinician-Scientistの育成−

Global Center of Excellence for Education and Research on Signal Transduction Medicine in the Coming Generation − Bringing up clinician-scientists in the alliance between basic and clinical medicine −
人材育成

基礎・臨床医学融合制度による分野横断的・統合的大学院教育と若手研究者独立支援策を 実施し、シグナル伝達医学研究の新たな展開を通して新しい医学分野を創成できる世界 トップレベルのclinician-scientist・医学研究者を育成する。

大学院教育

教育担当コーディネーターの企画と調整の下に、基礎・臨床医学の実質的な融合に基づく 部局・専攻横断型教育を実施する。(1)Clinician-scientist・医学研究者リーダー育成 コースの設置:博士課程1、2年次に英文リサーチプロポーザルを提出させ、厳正な審査 を通して毎年10名以内の優秀者を選抜し、自主的研究費(リサーチリーダー・グラント、 年100万円)の支給、RA (年100万円)に採用して経済的支援を行う。採択者は医学研究の 方法と知識、英語での論文作成・発表能力、知的財産マネージメントと医学研究における 倫理を学ぶ共通科目を履修し、3名のアドバイザーから研究指導を受けて自主的にテーマを 設定し研究を進める。進捗状況を毎年発表させて指導すると共に、評価と審査によりRAの 継続を決定する。(2)分野横断型教育科目の設定:がん、代謝疾患、感染症、神経・筋疾患を 中心として分野横断的な講義・実習を行う。上記コース採択者に限定せず関連諸専攻の学生 全般の履修を可能にし、優秀な人材をリクルートする。また、関連諸専攻の教育科目の単位 互換を進め、学生の交流と移動を促す。

若手研究者支援

従来型ポスドク制度と、ポスドク終了後の若手研究者を対象にした、将来、国際的なリーダー となるclinician-scientist・医学研究者を目指すトラックA、トラックBという3段階システム を並行して実施する。(1)テニュアトラック制とそのインキュベーション期間の導入:トラックAは、 3又は5年後に評価を経てテニュアポスト(准教授)へ移行するテニュアトラックであり、主任研究者 (PI)として若手研究者(助教)を採用する。研究・臨床活動の独立性を保障し、給与以外にポスドク 1名の人件費と研究費年間500万円及び独立研究スペースを配分する。トラックBはAへ移行するイン キュベーション期間として位置付け、給与と研究費年200万円を配分する。採用は世界公募又は他薦 とし、上位ポストへの採用・昇進は審査委員会が厳正に審査する。ポスドクとトラックBは3名のアド バイザーから定期的に指導を受け、年度末に進捗の評価を受ける。


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