関西医学生リトリート2025
(基礎・臨床融合による基礎医学研究医の養成プログラム研修会)
会場:シスメックス(株)
グローバルコミュニケーションセンター
2025年8月5日(火)、シスメックス(株)グローバルコミュニケーションセンターにて、京都大学、大阪大学、広島大学と本学による関西医学生リトリート2025(基礎・臨床融合による基礎医学研究医の養成プログラム研修会)を開催しました。学生42名、教職員18名の合計60名が芦屋奥池に集い、本学からは学生20名、教職員13名合わせて33名が参加しました。初めに勝二郁夫医学科長より開会のご挨拶を賜りました。今年で3年目となる学生が企画運営に携わる学生企画では、医学部生活・医学研究・キャリアパスに関連したディスカッションを取り入れたビンゴ大会を行いました。
セミナーでは、シスメックス株式会社常務執行役員 小野隆様より「シスメックス株式会社 事業戦略・技術戦略」をテーマに、特別講演では、本学の分子病理学分野教授 堀江真史先生が「Beyond Diagnosis:肺がん研究者として歩む道」をテーマに講演してくださいました。ご自身の経歴を交えてのご講演は、将来のキャリアについて考える有意義な時間となり、参加者全員が興味深く聴講しました。多くの質問にもご回答いただきました。
学生発表では口頭発表2名、ポスター発表12名が参加し研究発表を行いました。「空間トランスクリプトーム解析による小細胞肺癌の腫瘍微小環境の解明」で6年生 野村尚志さん(分子病理学分野所属)が優秀口頭発表賞を受賞しました。また、学生発表の後は交流会が行われ、学生と教員が意見交換や情報交換を行い、和やかな時間を過ごしました。2026年は京都大学主幹で開催される予定となり、さらなる研究者間交流が進むと期待されます。