2021年 基礎・臨床融合による基礎医学研究医の養成プログラム研修会
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オンライン開催(ZOOMから)
2021年8月11日(水)新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止措置のため、Zoomアプリを使用して、2年ぶりに「基礎・臨床融合による基礎医学研究医の養成プログラム」研修会を開催しました。
医学研究コースを履修する3~6年生と大学院生、これから研究を始める1年生・2年生、基礎・臨床系の教員など、総勢78名でのオンライン研修会となり、基礎医学研究医育成プロジェクト委員会の仁田委員長から、「基礎・臨床融合による基礎医学研究医の養成プログラム」の概要についての説明後、各分野の代表教員より研究内容や所属する学生について紹介がありました。
~ 特別講演1~
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講演後のアンケートでは「これから研究を進めていく上で、どのように研究を進められてきたのかがよく分かり大変勉強になりました」、「学会では聞けない研修会ならではの講演で、大変素晴らしかった」、「進路について『リスクを取れ』という言葉がとても印象に残った」、「学びの多い素晴らしいご講演でした」など、刺激を受けたような感想が多く寄せられました。
~ 特別講演2~
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講演後のアンケートから「今後の人生プランに関して考えるぐらい印象的な講演でした」、「研究内容は少し難しかったですが、山登りと研究の共通点のようなものを実感できた」「いかに新しい分子を発見していったか、その時何を考えていたかが分かり大変勉強になりました」など、強く感銘を受け印象に残った様子の感想が多く寄せられました。
~ 口頭発表会 ~
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■タイトル
「クロマチンリモデリング因子BRMは造血幹細胞を静止期に
維持する」を発表した、生体構造解剖学分野6年生(当時)
宮地 洋希さんが『最優秀口頭発表賞』を受賞しました!
今回は、バーチャル化したパーティー会場のような“Remo”というアプリを使って、10人のポスター発表者が12テーブルを順に廻り、5分間の発表のあと3分間の質疑応答を繰り返すという形式を取りました。
FeedBackアンケートでは「演者が大変そうであったが、内容は非常にレベルが高く良かった」、「半数以上がAI、機械学習、ディープラーニングにかかわる発表であった点が非常に興味深かった」などの高評価を得ました。
Remo
最優秀ポスター発表賞(学部生の中から)
今年度は審査員からの投票数が同票だったため2名の受賞者となりました。
■タイトル 「造血幹細胞におけるクロマチンリモデリング因子BAF
複合体のクライオ電子顕微鏡解析による転写制御機構
の解析」
生体構造解剖学分野5年生(当時)川端 野乃子さん
■タイトル
「多点刺激によるニューロンの光学的制御」
生体構造解剖学分野4年生(当時)森永 聡仁さん
大学院生の部 優秀ポスター発表賞
■タイトル
「線維芽細胞は、pT1・pT2舌扁平上皮癌の頸部リンパ
節転移に関与する」
病理学分野 大学院生(当時)佐藤 経雄さん
5年生の部 優秀ポスター発表賞
5年生の部も3名が同票のため、賞を仲良く分け合いました。
■タイトル
「神経シミュレーョンにおけるアストロサイトの影響」
生理学分野5年生(当時)味岡 雄大さん
■タイトル
「慢性血栓塞栓性肺高血圧症患者における肺動脈平均
圧の予測、低侵襲かつ高精度な予測モデルの作成」
放射線診断学分野5年生(当時)吉井 隆浩さん
■タイトル
「Spastinによる微小管伸長作用」
生体構造解剖学分野5年生(当時)金城 敏之さん
4年生の部 優秀ポスター発表賞
■タイトル
「Deep learningを用いた慢性社会ストレスによ
るミクログリアの転写因子協調性の変化の解析」
薬理学分野4年生(当時)福瀬 弘朗さん
3年生の部 優秀ポスター発表賞
■タイトル
「遺伝子改変マウスを用いた臓器感覚神経の解析」
神経分化・再生学分野3年生(当時)織井 亮匡さん