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若手育成プロジェクト

冠動脈吻合 LIVE Seminarに参加して

去る3月12日に大学病院にて冠動脈バイパス術のwet laboに参加させていただきました。本番さながら、beating下での血管吻合を経験させていただきました。まずは岡田教授のご講義からは、必死に岡田先生のコメント、ピットフォールを頭に入れていきました。復習となる内容もあれば、こんなことを考えながら術者の先生方は手術を進めていっていたのかと新たな気づきがあり、未熟な自分に反省し、新鮮な学びに接しメモを取りたい衝動に駆られていました。実際、勢い余ってゴム手袋をはめてしまっていたのも反省すべきことの一つです。

吻合開始となって一番驚愕したのが、心臓の深さと運針困難な傾きでした。机上での自主練習では、自分に都合のいいような高さと傾きでしかしできていなかったこと、吻合を行う前の『場出し』がとても大切なことに改めて気づかされました。実際運針をしてみると、自身が垂直に運針できていると思っていても斜めに刺入していたり、刺出のときに力を入れてしまっていたりと、指摘されなければ出来上がりが無残な事になっていたと反省しきりです。「垂直に入れる!」を意識することはもちろんのこと、それ以上に「1針1針丁寧に!」を意識することの大切さと難しさを実感しました。その集中力を日に何度も発揮されている術者の先生方への尊敬の念と、私が今後培っていかなければならない壁の高さに身が引き締まる思いです。

今回のoff-the job trainingで、自身の癖を一つずつ指摘していただけ、次の課題なども見つけることができました。このような貴重な機会をいただけたことに感謝しながら、精進していきたいと思います。まだまだ実際の手術では吻合することのない小生ですが、今後もこのような機会を頂ければと思います。この度は本当にありがとうございました。

神戸大学医学部附属病院 心臓血管外科学分野
医員 濵口真里

冠動脈吻合 LIVE Seminarに参加して

先日、テルモ主催のウェットラボを参加させて頂き、ありがとうございました。岡田教授および井上准教授、またテルモのスタッフの方々には大変お世話になりました。

今回のウェットラボを通して、今まで教科書などで言葉だけの理解であったものが、手術現場のような雰囲気で体験させていただいて、実際の経験としてしっかり頭の中に入ってきました。一年前のテルモメディカルプラネックスでの実習と比べて、少し成長を実感できたと思いました。ただし、普段手術のスケッチを描いたり、ビデオを観たりして、イメージはできたと考えていたが、実際に自らの手で施行してみると、まったくの別物でした。もっと練習しなければならないと痛感しました。今回の実習で、私がやってみたいと思っていたことを本当にやらせて頂いたと思います。今後また機会があれば、もう一度参加させていただくとうれしいと思っています。

最後になりますが、お忙しい中、ウェットラボ実習の機会を頂きまして誠にありがとうございました。

姫路循環器病院センター
孟 順

冠動脈吻合 LIVE Seminar

この度 岡田教授のご厚意で テルモ株式会社の方々の協力を得て wet laboを企画していただきました。事前に30分ほどの講義をしていただいた後に、豚の心臓を用いたOPCABトレーニングというとても豪華な内容でした。実臨床ではシャント造設や末梢血管吻合は 経験させていただいておりましたが、冠動脈吻合はもちろんしたことがなく、このような緊張感のある状況で経験を積ませていただけて大変 勉強になりました。冠動脈切開の際にいきなり後壁を切るというなんとも言えないアクシデントもありましたが、無事に吻合を終了することができました。同期の孟先生ともお互いの施設のことや将来についても話し合うことができ、大変有意義な時間でした。

岡田教授を始めとして、このような機会を与えてくださった皆様に心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

明石医療センター 心臓血管外科
川端 良

冠動脈吻合 LIVE Seminar

今回は一般的なWet laboとは異なりbeatingでの CABGを経験させていただきました。スタビライザーの固定方法や心臓を脱転させ、良好な視野の確保の方法など、通常のWet laboでは再現できない状態での手技を経験させていただきました。より実際の心臓手術に近い状態で私のような若手医師が修練できる機会をいただき誠にありがとうございました。

淡路医療センター
殿城秀斗