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先輩からのメッセージ

後期研修を考えている君へ

心臓血管外科の孟です。医師になり4年目になります。
もともと学生時代から外科に興味があり、学生実習で心臓血管外科の先生方に魅せられ、そこで入局を決意しました。初期研修2年間を愛知県の病院で行い、3年目から当院で後期研修を始めました。

まず、当院心臓血管外科は年間300例以上の心臓大血管手術を施行しており、県内有数のハイボリュームセンターです。市中病院では中々経験できない高難度手術や、多彩多様な疾患の手術を経験することができました。実際の仕事は忙しく、手術はもちろんのこと、術前プレゼンの準備、周術期管理も効率よくこなさなければなりません。特に術後のICU管理はわからないことだらけで最初大変苦労しましたが、先輩方や同期の助けでどうにか乗り切ることができました。その代わり達成感はほかの科よりも強く、自分の成長を強く実感することができます。

次に、後期研修は将来の外科医としての習慣がつく最も大切な時期と考え、臨床診療だけでなく、学会発表や論文作成のテクニック、コミュニケーション力、外科医の在り方などを習得しなければならないと思っております。そのために各専門科のそろっており、十人十色な先輩方のいるのが大学病院での研修のメリットと考えております。医局全体の雰囲気が良く、決して後悔することのない医局でここでの研修を選んで本当によかったと思います。日頃の手技トレーニングや学術活動の際、先輩方に熱心に時に厳しく指導していただけたこと感謝しております。ぜひ一度見学にいらっしゃってください。

はじめまして。平成28年卒の河本達也です。私は初期研修を公立豊岡病院で行い、3年目から神戸大学心臓血管外科で後期研修を開始しました。教育熱心な先輩方に囲まれて日々指導して頂きながら様々な手術をしております。具体的には、開心術は人工心肺確立を行い、腹部大動脈瘤の人工血管置換術は執刀医として行なわせて頂いております。

神戸大学の特徴としては指導的な環境であることと感じております。若手が手術に積極的に参加し、上級医が患者の安全と後輩の指導を両立させています。その上で質の高い手術を日々行っており若手の修練の場としては非常によい環境です。

研修医の時と比べて責任も重く、そのため勉強すべきことも確かに多いです。しかし、努力すれば必ず評価されチャンスを与えられるため、やりがいが非常にある仕事です。迷っている方もいるとは思いますが是非一度見学に来てください。一緒に働けることを楽しみにしています。