CMX

R5年度 新規メンバー

菊田 順一

未来医学講座免疫学分野 教授

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この度、2023年12月より未来医学講座 免疫学分野 教授を拝命し、イメージング研究プラットフォームに参画させていただきました。CMXでは、基礎・臨床医学の連携、異分野融合による連携、国際連携など様々な形での連携を積極的に行い、これまで培ってきた独自の生体イメージング技術を活かしたトランスレーショナル研究を推進したいと考えています。

特に、自己免疫疾患や線維化疾患、がんなど様々な難治性疾患の発症初期における病態を解析し、「病気がなぜ引き起こされるのか」を明らかにすることで、副作用の少ない理想的な治療法の開発に役立てたいと考えおります。また、次世代の医学研究を担う若手医学研究者・Physician Scientistの育成にも尽力してまいります。今後とも御指導御鞭撻の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。

篠山 隆司

外科系講座脳神経外科学分野 教授

2020年9月より脳神経外科学分野教授を拝命しております。当教室のテーマは、悪性脳腫瘍に対する診断の向上と新規治療の開発です。これまで、脳腫瘍でのマイクロRNA発現・機能解析、腫瘍特異的なシグナル経路、転移や播種の促進物質の同定、腫瘍特異的代謝経路と糖・アミノ酸リモデリング機構などの研究を行ってきました。最近は、腫瘍の不均一性、腫瘍免疫微小環境の解明を目標としています。

また、てんかんを中心とした機能的疾患に対する電気生理的研究より、脳内の神経ネットワーク研究なども行っています。脳腫瘍に対する分子生物学的研究と神経に対する電気生理的研究を融合させて、更にコンピュータサイエンスを用いた統合解析で脳を包括的に研究することを目指しています。基礎・臨床の研究室との連携やCMXの他のセクションとも密に連携して、脳研究を発展させたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願い致します。

菱本 明豊

内科系講座精神医学分野 教授

私は令和5年1月より現職を拝命しております。研究室では様々な精神疾患の分子生物学的機序の解明を目指しています。特に当教室では長年、法医学分野や兵庫県監察室と共同で自死された方の血液や死後脳試料を収集してきました。現在、自殺既遂者DNA試料は1500検体を超え、世界的に有数の自殺研究のメッカとなっています。令和5年度からはJSTが推進するムーンショット型研究開発事業に採択されて、今後ますます重要となるメンタルヘルス研究の社会実装を目指した未来型研究に取り組んでいます。