R6年度CMXリトリート「若手道場」
令和6年10月10日(木)~10月11日(金) 淡路夢舞台国際会議場
令和6年度若手道場実行委員長 紙崎 孝基

メディカルトランスフォーメーション研究センター(CMX)・リトリート「若手道場」は令和6年10月10日・11日の2日間にわたり、南 康博オーガナイザーのもと、若手教員中心の実行委員会の運営により実施されました。今回で7回目となる本リトリートでは、当センターに所属する若手研究者や学生が交流を深める場を提供し、新たな共同研究の創出や当センターの活性化を促すことを目的として開催されました。
本年度は10研究室から総勢58名の研究者および学生が参加しました。昨年度に続き、今回も「ゆとり」をテーマに掲げ、2日目の午前中にはエクスカーションの時間を設けました。サイクリング、テニス、花桟敷や夢舞台の散策など、 自由な時間を他研究室の研究者と過ごすことで、親睦を深めることができました。



特別講演には理化学研究所 生命医科学研究センター(IMS)副センター長/粘膜システム研究チーム チームリーダーの大野 博司 先生と、大阪大学 感染症総合教育研究拠点 特任教授の菊池 章 先生をお招きいたしました。大野先生には「宿主―腸内細菌相互作用」というタイトルで、腸内細菌叢が宿主の生体防御・免疫系・疾患にどのように関与しているかについて解説していただきました。菊池先生には「Lessons from Experiments ~神戸大学医学部で学んだこと~」というタイトルで、これまで先生が研究を通して学ばれたことをご紹介いただくとともに、生物学・生命科学・医学研究の変遷と今後の展望についてお話しいただきました。ご両名とも若手研究者や将来研究を志す学生に向けた大変勉強になる御講演であり、本講演を聞いた若手研究者・学生は強く鼓舞されたことと思われます。
参加した学生全員が口頭発表・ポスター発表・フラッシュトークのいずれかの形式で発表を行うことで、学生が主体的に関与し議論できる機会が持てるようにしました。事前にどの発表形式が良いかアンケートをとったところ、皆様のモチベーションが非常に高く、予想以上に口頭発表を希望する方が多かったため、発表スケジュールがタイトになってしまいましたが、いずれの発表も質の高い内容でした。
優秀発表賞受賞者参加感想文最後に、センター長の内匠透先生から交流を深めることができたことは有意義であったとの総評をいただくとともに、菊池先生からもこのような若手主体の会は大変意義のあるものであるとの講評をいただき、盛況のうちに幕を閉じました。


- オーガナイザー 細胞生理学分野 教授 南 康博
- 実行委員長 細胞生理学分野 助教 紙崎 孝基
- 実行委員 臨床ウイルス学分野 特命助教 石丸 華子
- 細胞生理学分野 講師 遠藤 光晴
- 生体構造解剖学分野 特命助教 加藤 尭彬
- 薬理学分野 准教授 篠原 亮太
- 消化器内科学分野 医員 辻前 正弘
- 脳神経外科学分野 助教 長嶋 宏明
- 感染制御学分野 助教 松井 千絵子