生化学・分子生物学講座
分子生物学分野

X線結晶解析・NMR法による蛋白質高次構造解析や遺伝子改変マウス等の技術を用いて発癌や発生分化に関わる細胞内シグナル伝達の研究を行っている。
これからの研究目標・回覧者への
メッセージ
分子生物学的・構造科学的手法を駆使し、Rasの新規高次構造の解明と新規標的蛋白質の機能解析を行ってきた。これら成果に基づいて、Rasを介するシグナル伝達系を分子標的としたインシリコ創薬をめざしている。学生、研究者、企業のご参加を歓迎します。
概要
癌遺伝子産物の関わる細胞増殖シグナル伝達機構の解明を通じ、それを分子標的とした抗癌剤の開発を目指している。特に、
- 遺伝子改変マウスを用いたRas/Rapの標的蛋白質PLCεとRA-GEFの発癌における機能解析
- Ras/Rap及びその標的蛋白質の高次構造解析とインシリコ創薬
- RhoファミリーG蛋白質の調節機構と細胞内機能の解析
を行っている。