国際共同研究短期派遣・招へい事業

(派遣)

2020年1月2日~7日にかけ、米国のイェール大学医学部免疫生物学講座と、 ラトガーズ大学医学部免疫学講座を訪問し、我々が遂行中である腸管腫瘍の研究について意見交換を行ってきました。 今回は、大学院生の隋云龙君と二人での渡米となりました。 イェール大学は、私自身がポスドク研究員としてトレーニングをうけたRuslan Medzhitov研究室を中心に、 樹状細胞研究でご高名なAkiko Iwasaki博士とも意見交換を行いました。 我々のために、複数名のポスドク研究員や大学院生が時間を確保してくださり、 Medzhitov博士と共に2時間近い活発な討議を行い、多彩な角度からの意見、研究法の提案を頂くことができました。更に、隋君の勉強になるとの配慮から、 特別に彼らのミーティングにも参加させていただき、その活発なディスカッションを見ることができたのは、 大変貴重な経験になったと思います。その後、ペンシルベニアに移動し、ラトガーズ大学の隈本先生(Yosuke Kumamoto研究室)とも意見交換を行いました。
大変濃厚で実りのある交流となりました。国際共同研究短期派遣事業へ参加の機会を与えてくださいました先生方、 ならびに研究支援課の皆様には、厚く御礼申し上げます。

星 奈美子 内科学講座 消化器内科学分野 講師

(招へい)

この度の「CSMI国際共同研究短期派遣・招へい事業」により、共同研究先であるインドネシア・ガジャマダ大学医学部から Jajar Setiawan博士(招へい期間:2020年2月5日〜10日)、Datu Respatika博士及びEdwin Widyanto Daniwijaya博士(招へい期間:2020年2月12日〜14日)を招へいさせて頂きました。 滞在期間中、この3名の研究者はシグナル統合学分野において実験を行なうとともに、私共と共同研究全体についての進捗状況の確認・議論を行いました。
今回の招へい事業により、私共の実験技術をこの3名の研究者に直接提供することが出来たため、共同研究を加速的に推進させることが出来るようになったと実感しております。 また、今回の事業は、国際交流という観点からも非常に有意義であったように感じております。 このような貴重な機会を与えて下さった先生方、研究支援課の方々に厚く御礼申し上げます。

小谷 武徳 生化学・分子生物学講座 シグナル統合学分野 助教