神戸大学 ワシントン大学 国際合同シンポジウム

令和3年9月16日・9月17日　リモート開催

(玉田　紘太　生理学・細胞生物学講座　生理学分野　助教)

2021年9月16、17日に開催された第5回　ワシントン大学・神戸大学　合同シンポジウムにおいて、口頭発表を行わせて頂きました。今回、私は自閉症モデルマウスを用いて、種々のスクリーニングを行い、 Necdinという新たな自閉症リスク遺伝子を同定した、 という研究内容で発表させて頂きました。残念ながらコロナ禍ということで、 バーチャルでのシンポジウムとなりましたが、 一線でご活躍されている先生方の研究に触れることができ、 最新の知見、方法論、研究材料、アプローチの仕方、解析方法などを知ることができ、 自身の研究の展開していく方向性に大きく影響を与えて頂きました。
今回、私の発表させて頂いた内容についても、数名の先生からご質問を頂き、 新たに気づかされる点も出てきました。 このような貴重な機会を企画・運営して下さった先生方、 研究支援課の皆様にこの場をお借りし、深く御礼申し上げます。
ぜひとも次回は対面でのシンポジウム開催が可能になることを祈っております。

玉田 紘太 先生

(仁田　英里子　生理学・細胞生物学講座　生体構造解剖学分野　助教)

今回初めて合同シンポジウムに登壇させて頂きました。 コロナの影響によりオンラインミーティングとなり残念に思っていたところ、 シンポジウムの数日前に手書きのメッセージカードと共に、 ワシントン大学グッズやシアトルのスタバ１号店オリジナルタンブラー（観光客に人気とのこと）が届きました。
おかげで現地の空気やワシントン大学の方々の心遣いを感じることができ、 シンポジウム当日は画面越しながらも初対面とは思えないフレンドリーな空気感でスタートしました。
発表内容はワシントン大学・神戸大学とも多岐に渡り、 つまりお互い専門外の演題が多いはずなのに、レベルの高いscientific discussionが飛び交い、 熱い２日間でした。さらにはワシントン大学から登壇された方と当研究室の共同研究が立ち上がる というおまけまでついて、文字通り有意義で実り多きシンポジウムとなりました。
近い将来、ぜひ対面でそれぞれの研究の発展をまた熱く議論できる日を心待ちにしています。

仁田 英里子 先生