感染症学研修@スラバヤ

本年もおこなわれた、福井大学医学部医学科3年の 学生(男子1名)の熱帯病学、感染症学の研修(平成25年度7月15日―8月2日)が無事終了いたしました。本研修も今年で3回目、既にインドネシア拠点の恒例行事となっています。ストモ病院熱帯病科で4日間、神戸大学インドネシア拠点(アイルランガ大学熱帯病研究所)で2週間、日本では経験できない熱帯病、感染症の診断、治療と基礎研究について多くの知識を得られたと思います。現地の医者・研究者及び日本人研究者が熱帯特有の感染症にいかに対峙しているのかを目の当たりにみることができ、貴重な体験をされたと思います。同年代の現地の医学生との交流から日本の医学教育との相違やインドネシア人医師、学生の向上心の高さを知り、インドネシアのヒトと生活、インドネシア特有の文化や宗教(断食期間中の研修でした)に直接触れて、多くのことを学んだ有意義な3週間だったようです。今年も学生さん自らアイルランガ大学寮に滞在することを選択され、冷房設備なし、シャワー(水のみ)・トイレ共同、インドネシア人との相部屋の生活を経験されました。積極的に現地の人から学ぼうとする姿勢は立派で、多くのインドネシアの友人ができたことは大きな財産だと思います。

この研修が医学生の将来の進路選択や日本や世界での感染症対策に役立つことを願ってやみません。


↑研修病院(ストモ病院)

0919ssh_2
↑熱帯病研究所での研修風景

0919ssh_2
↑最終日の発表風景

このページのトップへ