神戸大学外科学講座 キャリアサポートセンター

キャリアサポートセンター

Career center

キャリアサポートセンター理念

 神戸大学外科学講座では2019年から神戸大学外科専門研修プログラムと関連6施設の外科専門研修プログラムで包括的に外科医を育成する育成プログラムを立ちあげ運営しています。神戸大学ではこの15年間、兵庫県内を中心に大規模な病院統合によって、北播磨総合医療センター・加古川中央市民病院・甲南医療センター・はりま姫路総合医療センターといったHigh volumeセンターが次々と開設されました。地域毎にHigh volumeセンターを創設し、医療資源を集中させることで質の高い医療体制の構築が実現しています。各施設では豊富な症例数を経験する事が可能であり、若手医師にとって大変貴重な学びの場となっています。これらの施設に加えて、従来よりHigh volumeセンターとして多くの専攻医の修練の場として、実績と経験豊富な済生会中津病院・淀川キリスト教病院・高槻病院・淡路医療センター・聖隷三方原病院、を基幹病院・関連病院として、関連6施設の外科専門研修プログラムを構築しています(図1)。2020年からはAcute Care Surgeonの養成を目的に外傷救急外科医育成プログラムを立ち上げています。神戸大学外科学講座には、救急医療を目指す中で外科専門医取得を含めたキャリアパス育成の実績・システムがあります。外傷救急外科医育成プログラムに関しては「外傷救急外科医育成プログラム」の項を参照ください。

6診療科
図1(クリックで拡大)

 神戸大学および関連プログラムの専攻医数も経時的に増加しており、全国的にもトップクラスの数となっています(図2)。我々の最大の強みとしては、外科学講座6診療科の「横のつながり」だけでなく、関連プログラムとも密な情報共有ができている事にあると感じています。そこまで大きな組織ではないため、各施設・各専攻医の相互現状共有が可能であり、専攻医の先生1人1人に即したテーラーメードなプログラムが提供できる体制が構築できています。研修医・専攻医の先生の中には、大学医局という制度に抵抗がある先生もおられると思います。神戸大学外科専門研修プログラムや関連プログラムへの参加は必ずしも神戸大学外科学講座への入局と繋がるものではなく、神戸大学外科学講座キャリアサポートセンターでは先生方の将来展望、キャリアプランに関して相談し手助けできる体制を整えています。結婚や出産によるライフプランの見直し、性別にかかわらずキャリアプランの変更に伴う働き方の変化にも柔軟に対応できるようにしています。

6診療科
図2

 「伝統の継承と既成概念からの脱却」「全ての外科医に笑顔を」「共に紡ぎ、後世に繋ぐ」の3つをセンター理念として掲げました。神戸大学外科学講座キャリアサポートセンターでは、旧来の大学・医局システムのもと諸先輩方が築き、紡いできた古き良き伝統を継承し、一方で変革が求められる時代のニーズに対しては、スピード感をもって改革していきたいと考えています。

 外科の楽しさ・厳しさ・奥深さを若手の先生方達と共に学び、皆様1人1人のキャリアパス構築のお手伝いをさせて頂きたいと思っています。若手の先生方にとって魅力的なプログラムを継続し発信し続けますので、皆様自身のキャリアパスに我々のプログラムを上手く利用してもらえたらと思っています。皆様と共に紡ぎ、繋いでいきたいと思っています。

キャリアサポートセンター
小松 昇平

6診療科

年間スケジュール報告

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2024年外科学講座スケジュール

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