専門外来の解説

専門外来

下記の5つの専門外来があります。専門外来での相談を希望される方は、まずは一般外来の初診(平日午前)を受診いただき、ご相談ください。適応に応じて専門外来の予約を取得致します。

アレルギー・蕁麻疹外来

  • 蕁麻疹・血管性浮腫は原因や誘引が明らかな場合と不明な場合に分類されます。原因の検索には皮膚テストや血液検査などが有用ですが、場合によっては入院の上誘発テストを行い、原因を突き止めることもあります。また遺伝性血管性浮腫の診断・治療にも力を入れています。
  • 接触皮膚炎や薬疹に関して、パッチテストを用いた精査も積極的に行っています。
  • アトピー性皮膚炎の難治例における治療の選択肢が広がっています。最先端の治療に興味のある方は担当医にお尋ね下さい。
  • 発汗障害には多汗症と乏汗症があり、全身性疾患を含めて様々な原因でこの症状が生じます。当科では発汗障害の原因検索と治療に幅広く取り組んでいます。
診療時間 月曜日(14:00〜)
担当医 織田好子、
夏秋聡、ほか

腫瘍・手術外来

  • 腫瘍外来では悪性黒色腫や有棘細胞癌、基底細胞癌、乳房外パジェット病、メルケル細胞癌、皮膚血管肉腫などの悪性腫瘍から、イボやホクロといった良性腫瘍、皮膚のリンパ腫、転移性皮膚腫瘍など各種皮膚腫瘍の治療を行っています。
  • 患者さんの全身状態や社会的な背景についてもご相談しながら、手術、放射線、抗がん剤の全身投与や外用治療、凍結治療、レーザー治療など、各診療科と連携しあらゆる治療法で対応しています。
  • 手術については全身麻酔手術から日帰り手術まで、術後創部の機能や審美的な観点を十分に考慮し手術を行っています。
  • 抗がん剤については免疫チェックポイント阻害薬などの新規抗癌剤も積極的に使用しています。
診療時間 金曜日(14:00〜)
担当医 小野竜輔、中谷祥子、
横山大輔、
望月亮佐、ほか

遺伝性疾患外来

  • さまざまな生まれつきの要因(先天性、遺伝性の要因)による症状、疾患の診療を行っています。
  • 汗孔角化症、表皮水疱症、魚鱗癬、魚鱗癬症候群、掌蹠角化症、長島型掌蹠角化症、角化症、白皮症、ヘルマンスキーパドラック症候群、色素異常症、色素失調症、乏毛症、外胚葉形成不全症、早老症、ウェルナー症候群、エーラスダンロス症候群、CHILD症候群、KID症候群、Goltz症候群などの様々な先天性疾患から、色素性母斑、表皮母斑、脂腺母斑、血管腫、神経線維腫症(レックリングハウゼン病)、多発神経鞘腫、結節性硬化症、基底細胞母斑症候群などの母斑、母斑症に至るまで、幅広い疾患に経験豊富な医師が対応します。
  • 子どもへの遺伝の不安など、遺伝をめぐる様々な不安、悩みに対する遺伝カウンセリングを行います。
  • 様々な遺伝学的解析(遺伝子診断など)が可能な、全国でも有数の専門外来です。
診療時間 水曜日(午前)
担当医 久保亮治、吉岡愛育

炎症性疾患外来

  • 乾癬・アトピー性皮膚炎・円形脱毛症・掌蹠膿疱症・化膿性汗腺炎・IgG4関連疾患などの炎症性皮膚疾患を診療する専門外来です。
  • 当院は日本皮膚科学会の分子標的薬承認施設です。
  • 生物学的製剤や低分子化合物などの分子標的薬を用いた治療だけではなく、外用療法や紫外線療法や免疫抑制剤の内服なども幅広く行っています。
  • 院内の他科連携や、地域医療との連携をしっかりと行いながら、適切な患者さんに最適の診療を提供出来るように、経験の豊富な医師が担当します。
診療時間 水曜日(午前)
担当医 福本毅、原田朋佳
松本由佳理、ほか

色素性乾皮症外来

  • 紫外線によってできた遺伝子の傷が修復できずに残ってしまう遺伝性の病気、色素性乾皮症(XP)を診察しています。
  • XPは紫外線に当たった部分にしみがたくさん生じ、若いうちから多数の皮膚がんが生じる特徴を持ちます。
  • 色素性乾皮症(XP)外来では、①XPを疑われた方への詳しい検査・診断、②XPと診断された方が紫外線を避けて生活する方法の説明、③XPの方の皮膚が紫外線によりどの程度影響を受けたか、皮膚がんを疑うような症状がないかの診察、を行っています。
  • XPはタイプにより神経内科、リハビリ科、耳鼻科などの受診が必要になります。各診療科のXPが専門の先生方と毎月第3水曜日に診察する体制を整えておりますので、皮膚以外の心配事もご相談ください。
診療時間 第3水曜日(午前)
担当医 小野竜輔、辻本昌理子
山野希、錦織千佳子

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