臨床研究支援専門職養成講座 姫路市 × 神戸大学 連携事業(医療分野)

姫路市 × 神戸大学 連携事業(医療分野)

臨床研究支援専門職
養成講座

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臨床研究・治験の支援で
キャリアをひろげる、深める。

地域の未来に大きく貢献する、臨床研究・治験。
患者さんが最先端の医療を受けられる選択肢が広がるほか、
最新の治療法や薬剤に触れる機会が増えることで
医療従事者の知識が向上し、地域全体の医療レベルが底上げされます。
臨床研究や治験の円滑な実施には
多くの関係者との「調整力」が不可欠です。

この講座では、
臨床研究を支援できる人材の育成を目指し、その第一歩として
治験を支援するために必要な知識・技術の習得を目指しています。

そして、医療機関で働く人達それぞれの専門性を活かしながら
臨床研究や治験の流れを理解し、
チームの一員として質の高い研究を支援できるする実践力を磨きます。
多職種間の役割理解とコミュニケーションを深めることで
臨床場面現場で求められる柔軟な対応力と高い倫理観を育成します。

臨床研究支援専門職養成講座 姫路市 × 神戸大学 連携事業(医療分野)
臨床研究支援専門職の関係図

臨床研究支援専門職養成講座4つの特色

基礎知識を、受講生のペースに
合わせて体系的に学ぶ。

e-learningを用いたオンデマンド学習(一部オンライン学習)と医療機関での見学・実習を組み合わせたプログラムで、臨床研究や治験を支援するための基礎知識を効果的に学習できます。

年5期開催 / 少人数制 /
受講生のニーズに応じたコース選択

e-learningを用いたオンデマンド学習期間は2か月(実習を選択する場合は最大5日プラス)。職場やご自身の都合に合う時期や学習コースを選んで、同じ目標をもった仲間と高め合いながら研鑽を積んでください。

フォローアップ研修も実施。

講座修了後半年から1年のあいだに、フォローアップ研修を実施します(講座時期により多少前後します)。また、日々の業務での不明点にも適宜ご相談に応じます。

キャリアを拓くきっかけに。

臨床研究・治験の領域では、専門性と実践力を備えた医療人材が強く求められています。キャリアを切り開く一歩として、この講座をぜひ活用してください。

臨床研究支援専門職養成講座 姫路市 × 神戸大学 連携事業(医療分野)
臨床研究支援専門職養成講座 姫路市 × 神戸大学 連携事業(医療分野)

神戸大学大学院 臨床研究支援専門職養成講座2026年度 募集要項

目的

高品質かつ円滑な臨床研究・治験を実施する体制を整備・拡充し、臨床研究・治験を活性化することができる臨床研究支援専門職を養成するため、その第一段階として治験に関する基礎知識を習得する。

また医療の発展や、医薬品開発には臨床研究・治験の重要性を医師が深く理解することが不可欠のため、本養成講座の受講対象には医師も含めることとする。

対象者

【メディカルスタッフ枠】

1)これまでに臨床研究・治験にたずさわった経験のない看護師・薬剤師・臨床検査技師・医療事務・医師事務作業補助者など
2)現在、臨床研究コーディネーター、治験事務局など臨床研究・治験支援業務を実施している者で、経験が2年未満の者

【医師枠】

臨床研究・治験の経験の有無、年数を問わない

【学生枠】

臨床研究・治験に興味、関心のある大学生・大学院生、専門学校生

受講形式・スケジュール・受講コース・申込み受付期間

1)受講形式・スケジュール

①e-learning:自学自習形式のオンデマンド講義(2カ月、総時間数 約40時間)
②Web研修:リアルタイム双方向型オンライン研修(2日、総時間数 約13時間)
③病院実習:実地研修
 e-learning・Web研修の受講終了後、希望者のみ病院実習を行う
 (神戸大学医学部附属病院、兵庫県立はりま姫路総合医療センター)
 3日(1医療機関)または5日(2医療機関)
 ※病院実習およびWeb研修対象者は医療職免許を有する者に限る。

2)受講コース

【メディカルスタッフ枠・医師枠】
●播磨圏域16市町在住・在勤者(下記※参照)は受講費用無料

コース 内容 期間 費用(税込)
Aコース e-learning・Web研修
+病院実習(1医療機関:神大病院)
2か月+3日 44,000円
Bコース e-learning・Web研修
+病院実習(2医療機関:はり姫・神大病院)
2か月+5日 101,750円
Cコース e-learning・Web研修(病院実習なし) 2か月 34,100円
Dコース e-learningのみ(Web研修・病院実習なし) 2か月 12,100円

1. Aコース実習施設:神戸大学医学部附属病院(3日)
2. Bコース実習施設:兵庫県立はりま姫路総合医療センター(2日)と神戸大学医学部附属病院(3日)
(A・B・Cコースともに、医療職免許を有する者に限る。)

【学生枠】
●播磨圏域16市町在住・同地域に所在する高等学校の卒業生(下記※参照)は受講費用無料

コース 内容 期間 費用(税込)
Eコース e-learningのみ(Web研修・病院実習なし) 2か月 10,000円

3)播磨圏域16市町の優先について

本養成講座を運営する神戸大学大学院医学系研究科 地域臨床研究支援・支援専門員養成部門は姫路市の寄附講座(部門)であるため、下記の播磨圏域16市町に関連する受講者は優先される。

※姫路市・相生市・加古川市・赤穂市・高砂市・加西市・宍粟市・たつの市・稲美町・播磨町・市川町・福崎町・神河町・太子町・上郡町・佐用町(播磨圏域連携中枢都市圏の16市町)

【メディカルスタッフ枠・医師枠】

播磨圏域16市町在住者、または同地域に所在する医療機関に勤務している、もしくは勤務経験のある者は受講費用を無料とする。
また、受講希望者が定員を超過した場合には播磨圏域16市町在住者、または同地域に所在する医療機関に勤務している、もしくは勤務経験のある者の受講を優先する。

【学生枠】

播磨圏域16市町在住者(非在住でも住民登録のある者)、または同地域に所在する高等学校の卒業生は受講費用を無料とする。
また、受講希望者が定員を超過した場合には播磨圏域16市町在住者(非在住でも住民登録のある者)、または同地域に所在する高等学校の卒業生の受講を優先する。

4)申込受付期間

下記参照。申込者多数の場合には早期に締め切る場合がある。

<第1回>

e-learning受講期間 病院実習(3日間または5日間)
6月・7月 8月

申込み受付期間:2026年4月9日(木)~4月28日(火)

<第2回>

e-learning受講期間 病院実習(3日間または5日間)
8月・9月 10月

申込み受付期間:2026年6月1日(月)~6月20日(土)

<第3回>

e-learning受講期間 病院実習(3日間または5日間)
10月・11月 12月

申込み受付期間:2026年8月1日(土)~8月20日(木)

<第4回>

e-learning受講期間 病院実習(3日間または5日間)
12月・1月 2月

申込み受付期間:2026年10月1日(木)~10月20日(火)

<第5回>

e-learning受講期間 病院実習(3日間または5日間)
2月・3月 なし

申込み受付期間:2026年11月1日(日)~11月30日(月)

募集人数(定員)
各回6名まで
応募方法

各回の申込期間に下記の応募ボタン「メディカルスタッフ・医師の方はこちら」「学生の方はこちら」をクリックして申し込む。
受講決定通知は、各回の申込締切日以降に直接本人にメールで通知する。

応募上の注意点
希望回に受講ができなかった場合は、他の回に改めて応募が可能。
修了証
各コース修了者には修了証を発行する。
日本臨床薬理学会「認定CRC制度による研修会・講習会」の参加証明書について

本講座は日本臨床薬理学会「認定CRC制度による研修会・講習会」の承認をうけている。
参加証明書発行手順は以下の通りとする。

・Aコース・Bコース:e-learning、Web研修を全て終え、病院実習記録を提出後に発行。
・Cコース:e-learning、Web研修を全て終えた後に発行。
・Dコース・Eコース:e-learning受講を全て終えた後に発行。

なお、各コース修了者に発行する修了証をもって、参加証明書に代えることとする。
※受講生の学習進捗状況は教員が確認する。

問い合わせ先

神戸大学大学院 医学系研究科 臨床研究支援専門職養成講座(担当:坂田・森下)

〒670-8560 兵庫県姫路市神屋町3丁目264番地
兵庫県立はりま姫路総合医療センター 教育研修棟5階

TEL:079-263-8277(直通) E-mail:crpkobe@med.kobe-u.ac.jp

<講義科目>

●e-learning講義科目

(2~17はSMOの教材を用いて実施。講義名は仮題の場合あり。)

1. 臨床研究・治験の仕組みと意義、臨床研究支援専門職の役割について(総論)
2. 臨床試験と治験について
3. GCPと薬機法
4. GCP概論(構成・定義)
5. 治験と倫理
6. 治験実施計画書
7. 治験薬概要書
8. 治験審査委員会と治験事務局
9. 保険外併用療養費と負担軽減費
10. 補償と賠償
11. モニタリング業務概論
12. CRC業務概論
13. CRC業務概論(IC)
14. CRC業務概論(AE・SAE)
15. CRC業務概論(原資料・ALCOA)
16. CRC業務概論(CRF・MedDRA)
17. CRC業務各論(SDV)
18. 治験・臨床研究に必要な統計の基礎を学ぶ
19. 臨床医が臨床研究を行う意義について
20. がん疾患領域における被験者ケアと意思決定支援の実際
21. 治験事務局・IRB事務局の役割と実際
22. 一医療機関における被験者ケアの実際
  (治験開始前~終了までの関わりからプライバシー保護について)
23. 小児疾患領域における被験者ケアと意思決定支援の実際
24. 臨床研究データを正しく扱う、症例報告書作成とローカルデータマネージメント
25. 医療機器治験の特徴と意思決定支援
26. 医療機関におけるデータの品質を保証するためのプロセス
27. 治験検体の取り扱いの実際(検査機器の精度管理について)
28. 実施医療機関での必要な資源、協力体制構築-臨床研究・治験チームが円滑に機能するためのリーダーシップとコミュニケーション-
29. 治験責任医師から臨床研究支援専門職への期待
30. 被験者が臨床研究支援専門職に望むこと
31. 日本が国際共同治験に選ばれるために、治験依頼者から臨床研究支援専門職へ期待すること
32. 実施医療機関の長から臨床研究支援専門職への期待

●Web研修科目

1. 講義:プロトコールの読み方実習
2. 実習:カルテスクリーニング実習
3. 実習:ワークシート作成実習
4. 実習:インフォームド・コンセント
5. 実習:治験薬管理の注意点

メッセージ

人物写真

地域社会医学・健康科学講座 橋渡し科学分野
地域臨床研究支援・支援専門員養成部門
特命教授 川合宏哉

播磨姫路から、
先進的な医療を患者のもとへ。

臨床研究支援専門職養成講座は、播磨姫路の地域に新しい医療を切り開く大きなステップになる可能性を秘めています。
近年のがん治療に用いる免疫チェックポイント阻害薬や関節リウマチ等に対する生物学的製剤は大きな治療効果を挙げています。またロボット手術は少ない身体の負担で高精度の手術が行えて合併症が少なくなります。このような先進的な医療は多くの臨床研究や治験を経て臨床現場で使われるようになります。そして臨床研究や治験を支える役割として臨床研究コーディネーター(CRC:Clinical Research Coordinator)等の臨床研究支援専門職の存在はますます重要となっています。
この養成講座では臨床研究や治験を支援するノウハウを習得することにより、看護師、薬剤師、臨床検査技師等がそれぞれの専門性を活かして被験者へのケアを充実させながら、質の高い支援ができるようになり、また、医師事務作業補助を行いながらデータマネージメント業務に携わっている人は、より精度の高い業務が行えるようになることを目標にしています。
この養成講座の取組みによって、播磨姫路の地域に先進的な医療を実施できる環境を整備するとともに、先端的な医療機器開発の活性化や地域住民の医療満足度の向上が期待できます。是非、一人でも多くの人がこの養成講座を受講し、臨床研究支援専門職を目指していただきたいと思います。

姫路市 × 神戸大学
連携事業(医療分野)とは

2025年3月17日、地域振興、科学技術、産業振興、教育の推進、人材育成、地域保健医療など多くの分野で連携・協力し地域に貢献していくことを目的に、神戸大学は姫路市と包括的な連携協定を結びました。
医療分野の連携事業としては、2025年4月に兵庫県立はりま姫路総合医療センター内に姫路市からの寄付金講座である地域臨床研究支援・支援専門員養成部門を設置し、神戸大学医学部附属病院等を実習の場として臨床研究支援専門職を養成しています。播磨姫路地域での活躍を目指す看護師、臨床検査技師、薬剤師などの医療従事者を対象に、年間10人程度の養成を目指します。

アクセス

神戸大学大学院医学研究科
地域臨床研究支援・支援専門員養成部門 講義室
(兵庫県立はりま姫路総合医療センター 教育研修棟5階)

JR神戸線・山陽新幹線「姫路駅」下車 徒歩約12分
JR神戸線「東姫路駅」下車 徒歩約9分