図4:経結膜眼窩脂肪除去術(※クリックで拡大)
主に下まぶたの「目袋」や「クマ」に対する治療として行われる手術です。
指を使って、下まぶたを「あっかんべぇ」の状態にすると、下まぶたの裏側の赤い粘膜が見えると思います。
この部分の粘膜に切開を加え(図4−①)、眼窩隔膜の前面に入ります(図4−②)。少し下の方まではがして、眼窩隔膜を切開し(図4−③)、溢れ出てくる眼窩脂肪(図4−④)を摘出します。
この手術の良いところは、皮膚に傷が残らないところです。
翌日から洗顔も、お化粧も可能です。
しかしながら、たるんだ皮膚は変化しないまま、中身の脂肪が減るため、たとえるなら、風船が萎んだようになってしまうのです。
そのため患者さんによってはかえって皺が目立ってしまうこともあります。