『美容医療などの手術を受ける前に確認したいこと』という患者さんへの配布資料が、厚生労働省から全国の大学医学部長宛に送付されてきました。
内容を見てみると
・予想される副作用、合併症
・薬や材料、機器などの安全性、有効性
・他の施術方法(選択肢)の有無
・施術の費用(保険適用の有無)
などを「十分に説明を受け、納得をした上で施術を受けましょう!」とされています。
あえて言わせていただきますが、当たり前の内容でしかありません。
普通に医学教育を受けてきた医師なら、日常的に行なっていることです。
もちろん神戸大学美容外科でも、きちんと説明するだけでなく、ご理解いただいた上でことを、非常に重要視していますし、それを実践しています。
こんな『注意喚起』資料が、消費者庁や厚生労働省から配布される状況は、美容外科業界で働くものとして、とても残念です。
神戸大学美容外科内ではできているからそれで良い、で終わらせることなく、周りも巻き込んで改善させていきたいですね。
もちろん、まずは「患者さんのために」ですが、回り回って美容外科全体のためになるはずです。