生理学・細胞生物学講座
神経情報伝達学分野

神経情報伝達学分野では、感覚器(内耳蝸牛、網膜)障害や脳腫瘍など、種々の神経系疾患の病因・病態究明と治療法開発を、主に遺伝子改変マウスを用いて取り組んでいます。
これからの研究目標・回覧者への
メッセージ
難聴は、感覚障害中最多の疾患です(世界人口の約5%が罹患)。内耳、網膜、脳は、高分化した器官・臓器で、視聴覚障害や神経膠腫は、今なお難病です。私達は、可視化による現象の解明を目指します。一緒に難病の扉を開き、新しい道を築きましょう!
概要
聴覚研究では、遺伝性難聴、後天性難聴(加齢、騒音、薬剤、突発性)を標的疾患としています。視聴覚を含む感覚研究では、特に【左右差】を有する疾患に着目しています。脳腫瘍では、脳腫瘍中最悪性の神経膠芽腫をターゲットにしています。これら以外の難病にも、一分子→細胞→個体レベルの解析を、生化学的手法やイメージングを駆使して行い、治療薬及び治療法の開発に挑戦しています。