生理学・細胞生物学講座
発生・再生医学分野
<連携大学院>
生物の発生・再生の原理を解き明かし、組織・器官・個体の再生メカニズムを明らかにする。
これからの研究目標・回覧者への
メッセージ
当講座は連携大学院の一つで、本分野の研究は神戸の理化学研究所・生命機能科学研究センター(BDR)に所属する4つの研究室で行われます(平谷研究室、大浪研究室、Yoo研究室、宮道研究室)。国内屈指の恵まれた研究環境の中で、ゲノム三次元構造の発生制御機構、発生のデータ駆動モデリング・システム解明、組織恒常性維持のためのダイナミックな分子機構、哺乳類の神経回路の構造と作動原理といった様々な研究テーマを国際的に見ても高いレベルで展開しています。
概要
- DNA複製を切り口に、エピジェネティクスの新たなパラダイム、ゲノム・染色体の3次元構造に迫る。その発生制御を、マウス初期発生をモデルに、ゲノムワイドに、1細胞レベルでHi-C法や独自の1細胞Repli-seq法を駆使して明らかにする。
平谷研究室の詳細はこちら - 時空間的に動的な生命現象を理解するためには、定量化と数理モデル化、シミュレーションを組み合わせた計算科学的アプローチが有効である。私たちは、大量の画像データと情報科学を用い、発生のシステムレベルの理解と高精度な予測の実現を目指す。
大浪研究室の詳細はこちら - 生物は、傷や癌や老化といった、生体内の恒常性の破綻にある程度まで対応することができる。私たちは、恒常性破綻に対する生物の対応メカニズムを、細胞・組織・個体レベルで明らかにすることを目指す。
Yoo研究室の詳細はこちら - 男女の脳は神経配線のレベルでどう違うのか? 妊娠に伴って女性の脳にはどのような神経回路の変化があるのか? 私たちはウイルス遺伝子工学を駆使して、マウスの生殖機能を制御する神経回路を“比較”することで、こうした課題を解明しようと挑戦する。
宮道研究室の詳細はこちら