活動実績

2022年度

第6期(2022年度)「メディカル・デバイス・プロデューサー」
育成プログラムエントリーコースⅠ

2022年5月19日~2022年7月22日、医療機器開発プロセスのうち、ニーズ探索からコンセプト創造のプロセスの基礎を計7回のニーズ探索アプローチワークショップおよびハンズオンセミナー、チームビルディングワークショップで習得するコースを開催し、14名の研修生(10社/機関)に受講いただきました。

各カリキュラムの様子・研修生からの感想
ニーズ探索アプローチワークショップ
(ニーズ探索・コンセプト創造、ラピッドプロトタイピング)
ニーズ探索アプローチワークショップ
  • ・医療機器に関しては全くの素人で、何もわからない状態からのスタートでしたが、丁寧にわかりやすく説明、サポートしていただき、非常に良いきっかけとなりました。
  • ・ワークショップ主体である点が非常に良かった。
ニーズ探索アプローチワークショップ
  • ・方法の暗記ではなく、頭の使い方を学ぶ事にフォーカスした授業形式だったため、後から資料を振り返れば、業務で実践する際に自分で同じ方法をたどることができるような学び方ができました。
ニーズ探索アプローチワークショップ
ニーズ探索アプローチワークショップ
ニーズ探索アプローチワークショップ
  • ・医療機器開発初期における一連の流れを体感できた。
  • ・他企業他分野の方とのつながりやコミュニケーション方法を学べた。
ニーズ探索アプローチワークショップ
  • ・様々な職業や背景を持っている人たちと模擬的な商品開発を行うことができたため、自分が今後どのようにユーザーに応えることのできる商品開発を行うべきかを「イノベーション」の観点で見ることができた。
ハンズオンセミナー
@神戸大学/
神戸国際医療交流財団【統合型医療機器研究開発・創出拠点】(MeDIP)
医学部附属病院 国際がん医療・研究センター(ICCRC)
オペ室・エネルギーデバイス
オペ室・エネルギーデバイス
  • ・手術の大まかな概要を知ること・再認識することができました。最近オペ室に入ることができなかったので、今の社会情勢を踏まえると、非常に貴重な体験でした。
  • ・実際の手技とその難しさ・課題を見せて頂きながら、「医者が機械に使われている」「一切のミスが許されないのにエラーが起こる可能性が山ほどある」等、訊かせて頂いた現場の生の声は、臨場感と供に深く印象付けられました。
  • ・只ひたすら個々お医者様の要望を訊き適えるのではなく、真に広く現場に求められているニーズの本質を捉えようとすることが重要であること、その為には実際のことを深く知る必要があることを改めて感じることができました。
オペ室・エネルギーデバイス
  • ・電気デバイス、超音波デバイスに異なる特性があり、医療従事者はその特性を使い分けているということを初めて知りました。また、様々な機能を持ったデバイスを使用するよりも、各機能に特化したものを優先的に使用するというところに企業における考え方との差を感じ、衝撃を受けました。
  • ・実際にデバイスを体験させて頂き、原理の違いで切れ方がこうも変わるのかと体験させて頂き良かったです。
人工呼吸器
人工呼吸器
  • ・知っているけど、近くで触ったことが無かったのでとても良い機会でした。特に、COVID-19以降、呼吸器関連の重要性は高まっているので非常に勉強になりました。
  • ・人工呼吸器という非外科的な機器でも生命へのリスクを背負い、主に医療従事者が気を払いながらリスク管理をしていることに衝撃を受けました。
hinotori
hinotori
  • ・ここでしか経験できないもので、極上の体験でした。日本の技術力を感じることができ、Made in Japanのロボットとして、発展していくこと・シェアを獲ることを大いに期待できるものとして深く感動しました。
  • ・ロボットを用いない通常の手技とは全くことなるトレーニングや熟練が必要なのではないかと想像をしていましたが、実際の使用は想像以上に容易なものであり、今後広く医療現場に受け容れられる可能性があることを、体験を通じで理解することができました。
消化器内視鏡
消化器内視鏡
  • ・人間ドックで実際に体感したことがある経験を、立場が変わって手技者として経験が出来たのは貴重な経験でした。想像よりも難しい手技だと知ることは、内視鏡だけでなく、経鼻や経口から入れるチューブの体験ともつながるもので非常に勉強になりました。シミュレータに全然入っていかないし、内視鏡の様なトルク伝達が良ければよいが、プラスチック製のチューブだともっと入り難いだろうと想像できました。
  • ・実際に自分でも機器を触ってみることは重要。何も知らない状態でやってみると、熟練者と機器の扱い方が全く違うことが分かる。熟練者との違いこそがノウハウであり、製品改良による機能向上のキーになり得ると感じる。
チームビルディングワークショップ(LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材を活用したワークショップ)
オペ室・エネルギーデバイス
  • ・多種多様な職種での多様性の尊重や考えていること、大事にしていることなどの受け入れることの重要性を学ぶことができました。
  • ・自分の考えを形にして伝えること、チームメイトの独創的な考え方に触れ、それを受け止めることを体感する事が出来た非常に貴重な体験でした。
オペ室・エネルギーデバイス
  • ・チームメンバーの考え方や信念が形となって表れ、それを共有したことによって、グループ内の結束が強まったと感じました。結果として、以後のグループワークが非常にスムーズに実施でき、ワークショップそのものの充実度が上がりました。
オペ室・エネルギーデバイス
  • ・他者や自分の考えを具体化して組み合わせることで、「チームの意見をまとめる」工程を具体的かつ視覚的に経験、認知することができた。
  • ・ほかの人がどのように思っているのかワークショップを通じてよく理解できました。違いを認める、多様性を尊重しながら、ベクトルを合わせることができれば、きっとイノベーションにつながります。
修了証授与
修了証授与
修了証授与
受講後の変化について
  • ・ニーズ探索の基礎と考え方、多様性を尊重することの重要性を意識することができるようになった。
  • ・身近のイノベーションに敏感になった。普段の仕事中にデバイスを見ては構造と改善点が気になっている。
  • ・チームを作る上で何が重要かを考え、固定概念によらず様々なものの見方・考え方をするよう意識するようになった。
  • ・医療機器開発に対する不安よりも、意欲が上回るような意識の変化を感じました。
  • ・ニーズ探索・ニーズ探索・ソリューションデザイン・プロトタイプ・テストのそれぞれの手法、考え方を学ぶことで、自分でもできる、してみたい、という前向きなマインドセットに変わった点が一番大きな変化。
  • ・自分自身の思考のクセを理解したうえで物事を考えることができるようになった。これまでは無かった切り口で業務を進めることができるようになっていると感じる。
  • ・特に変化したと感じた点は、「アイデアを出す」ということに対する考え方。アイデアは問題の抽象度の上げ下げのように、ある程度定式化できることができることを知り、アイデア創出は工夫次第で十分できるようになるものであるとポジティブに考えることができた。